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- 平成19年度春季問題
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平成19年度春季解答
問題16
DRAM の特徴はどれか。
ア | 記憶と消去を一括又はブロック単位で行うことができる。 |
イ | 構造が単純なので,高集積化することができ,ビット単価を安くできる。 |
ウ | 電源が遮断された状態でも,記憶した情報を保持することができる。 |
エ | リフレッシュ動作が不要であり,高速にアクセスすることができる。 |
解答:イ
<解説>
ア | × | フラッシュメモリ(EEPROM) |
イ | ○ | 構造が単純なので,高集積化することができ,ビット単価を安くできる。 |
ウ | × | DRAMは、記憶した情報を保持することはできない。 |
エ | × | DRAMは、リフレッシュ動作が必要である。 |
問題17
二つの入力と一つの出力をもつ論理回路で,二つの入力 A , B がともに1のときだけ,出力 X が0になるものはどれか。
ア | AND 回路 |
イ | NAND 回路 |
ウ | OR 回路 |
エ | XOR 回路 |
解答:イ
<解説>
2つの入力がともに1のときだけ出力が0になるのは,AND回路の否定のNAND回路である。
問題18
命令語に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | オペランドの個数は,その命令で指定する主記憶の番地の個数と等しい。 |
イ | 一つのコンピュータでは,命令語長はすべて等しい。 |
ウ | 命令語長が長いコンピュータほど,命令の種類も多くなる。 |
エ | 命令の種類によっては,オペランドがないものもある。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | オペランドの個数と主記憶の番地の個数は無関係である。 |
イ | × | 命令語長には2, 4, 6 バイトのものがあり、一定ではない。 |
ウ | × | 必ずしも命令語長が長いほど命令種が多くなるとは限らない。 |
エ | ○ | 命令は、命令コードとオペランドで構成される。ただし、命令の種類によっては、オペランドがないものもある。return |
問題19
あるプログラムは,命令 a ~ d を次の順で実行する。
各命令の実行に必要なクロックサイクル数(CPI:Cycles Per Instruction)は,表のとおりである。 CPU の1クロックサイクル時間を 10 ナノ秒とするとき,この命令列の実行時間は何ナノ秒か。
ア | 30 |
イ | 40 |
ウ | 200 |
エ | 300 |
解答:エ
<解説>
命令列の実行時間 | = | 各命令のCPIの合計×1クロックサイクル時間 |
= | (6+4+2+6+4+8)×10ナノ秒 | |
= | 30×10ナノ秒 | |
= | 300ノ秒 |
問題20
主記憶のアクセス時間 60 ナノ秒,キャッシュメモリのアクセス時間 10 ナノ秒のシステムがある。キャッシュメモリを介して主記憶にアクセスする場合の実効アクセス時間が 15 ナノ秒であるとき,キャッシュメモリのヒット率は幾らか。
ア | 0.1 |
イ | 0.17 |
ウ | 0.83 |
エ | 0.9 |
解答:エ
<解説>
実効アクセス時間 | = | キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率+主記憶のアクセス時間×(1-ヒット率) |
15 | = | 10×h+60(1-h) |
15 | = | 10h+60-60h |
h | = | 0.9 |
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