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平成19年度春季解答
問題26
プロセッサの制御機構に分類されるものはどれか。
ア | ALU |
イ | アキュムレータ |
ウ | 命令デコーダ |
エ | メモリアドレスレジスタ |
解答:ウ
<解説>
ア | × | 演算機構に分類される。マイクロプロセッサの構成要素の一つで、四則演算や論理演算など算術的な処理を行う回路。 |
イ | × | 演算機構に分類される。コンピュータのCPUのレジスタの一種で、演算論理装置の演算結果を一時的に保持するレジスタ |
ウ | ○ | 制御機構に分類される。命令を解読する装置 |
エ | × | 演算機構に分類される。命令のオペランドの格納先アドレスを保持するレジスタ |
問題27
キャッシュメモリと主記憶との間でブロックを置き換える方式に LRU 方式がある。この方式で置換えの対象になるブロックはどれか。
ア | 一定時間参照されていないブロック |
イ | 最後に参照されてから最も長い時間が経過したブロック |
ウ | 参照頻度の最も低いブロック |
エ | 読み込んでから最も長い時間が経過したブロック |
解答:イ
<解説>
LRU方式とは、キャッシュアルゴリズムなどで用いられる、置換対象のデータを定める方式のうち、参照されていない時間が最も長いデータを置換対象にする方式のことである。
ア | × | |
イ | ○ | LRU(Least Recently Used)方式に関する説明である。 |
ウ | × | LFU(Least Frequently Used)方式に関する説明である。 |
エ | × | FIFO(First In First Out)方式方式に関する説明である。 |
問題28
仮想記憶方式の一つに,仮想アドレス空間を固定長の領域に分割して管理するものがある。この固定長の領域を示す用語はどれか。
ア | セクタ |
イ | セグメント |
ウ | フレーム |
エ | ページ |
解答:エ
<解説>
ア | × | 磁気ディスクの物理的な区画の最小単位 |
イ | × | 可変長の領域に分割して管理する単位 |
ウ | × | データ伝送におけるHDLC手順のデータの送信単位 |
エ | ○ | 仮想記憶空間を固定長の領域に分割して管理する単位 |
問題29
セマフォを用いる目的として,適切なものはどれか。
ア | 共有資源を管理する。 |
イ | スタックを容易に実現する。 |
ウ | スラッシングの発生を回避する。 |
エ | セグメンテーションを実現する。 |
解答:ア
<解説>
セマフォは並行動作プロセス間で、共有フラグを利用し、同期を取ったり割り込み処理の制御を行なうための仕組みである。共有資源を管理するために用いられる。
問題30
プログラムのモジュール単位に主記憶を割り当てる可変区画方式のコンピュータにおいて,五つのモジュール A ~ E を次の順序でロードしたり解放したりする。最後のモジュール E をロードした時点で,主記憶の空き領域は何か所存在するか。ここで,主記憶は 500 k バイトで初期状態では何もロードされていない。また,モジュールは空き領域の先頭からロードするものとし,その他の条件は考慮しない。
〔ロードと解放の順序〕
A のロード → B のロード → C のロード → B の解放 → D のロード → A の解放 → E のロード
〔モジュールの大きさ〕
ア | 3 |
イ | 4 |
ウ | 5 |
エ | 6 |
解答:ア
<解説>
下図より、最後のモジュール E をロードした時点で,主記憶の空き領域は3か所存在する。
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