必ず受かる情報処理技術者試験

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平成19年度春季解答

問題46

ファンクションポイント法で,システムの開発規模を見積もるときに使用するものはどれか。

開発者数
画面数
プログラムステップ数
利用者数

解答:イ

<解説>

ファンションポイント法は、システム開発にかかる費用や工数の見積をするための技法である。ファンションポイント法ではシステムの機能によって見積を行う。対象のシステムを以下の5つに分類し、各機能の数値化して見積を行う。

  • 外部入力
  • 外部出力
  • 内部論理ファイル
  • ファイルの数と種類
  • 外部参照

画面数は外部入力・出力に該当する。

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問題47

与えられたデータから一定の規則に従って数値を算出し,この数値から検査文字を定めて与えられたデータに付加する。これを用いて入力データの検査を行う。次の規則を用いた場合に,4けたの数値データ“2131”に付加する検査文字として,正しいものはどれか。
〔規則〕
(1) 与えられたデータの各けたに,先頭から係数 4,3,2,1 を割り当てる。
(2) 各けたの数値と割り当てた係数とのそれぞれの積の和を求める。
(3) (2) で求めた和を 11 で割って余りを求める。
(4) (3) で求めた余りの数字を検査文字とする。
ただし,余りが 10 のときは,“X”を検査文字とする。

1
3
5
7

解答:エ

<解説>

[規則]
(1) 与えられたデータの各けたに、先頭から係数 4,3,2,1 を割り当てる。 4 けたの数値データ"2131"の各桁に係数を割り当てる。
(2:4),(1:3),(3:2),(1:1)
(2) 各けたの数値と割り当てた係数との積の和を求める。 (2×4)+(1×3)+(3×2)+(1×1)= 18
(3) (2)で求めた値を 11 で割って余りを求める。 18 ÷ 11 =1 余り7
(4) (3)で求めた余りの数字を検査文字とする。余りが 10 のときは X を検査文字とする。 (3)で求めた余りの数字の7を検査文字とする。

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問題48

運用テストの説明のうち,適切なものはどれか。

運用中に発生した問題に対する修正後のテストであり,原則としてユーザ部門の責任で行う。
開発したプログラムが正しく動作するかどうかを確認するテストであり,開発を担当した部門の責任で行う。
完成プログラムを本稼働環境下で試行するテストであり,原則としてユーザ部門の責任で行う。
本稼働環境への移行を確認するテストであり,開発を担当した部門の責任で行う。

解答:ウ

<解説>

× 運用前に本稼動下の条件で試行するテストであり,原則としてユーザー部門(運用部門)の責任のもとで実施される。
× 開発したプログラムが正しく動作するかどうかを確認するテストは単体テストである。また、ユーザー部門(運用部門)の責任で行う。
完成プログラムを本稼働環境下で試行するテストであり,原則としてユーザー部門(運用部門)の責任で行う。
× 本稼働環境への移行を確認するテストは移行テストである。また、ユーザー部門(運用部門)の責任で行う。

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問題49

電源の瞬断に対処したり,停電時にシステムを終了させるのに必要な時間だけ電力を供給することを目的とした装置はどれか。

AVR
CVCF
UPS
自家発電装置

解答:ウ

<解説>

× AVR(Automatic Voltage Regular)自動的に電圧を調整する装置である。
× CVCF(Constant Voltage Constant Frequency)は安定化電源とも呼ばれ、安定した電源電圧や周波数を供給する装置である。
UPS(Uninterruptible Power Supply)は無停電電源装置とも呼ばれ、電源が瞬間的に切れる瞬断や停電発生時にシステムを正常終了させる間電力を供給装置である。
× 自家発電装置は、自身が発電する装置で、UPSよりも長い時間電源供給が可能である。

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問題50

ソフトウェアの保守に当たり,修正や変更がほかの正常箇所に影響していないことを確認するテストはどれか。

性能テスト
耐久テスト
退行テスト
例外処理テスト

解答:ウ

<解説>

× 性能テストとは、要求する処理能力を満たしているかを検証するテストである。
× 耐久テストとは、PC本体やハードディスクドライブなどのハードウェアや、システムが、長時間稼動させても問題ないかどうかを検証するテストである。
退行テスト(リグレッションテスト)とは、プログラムを変更した際に、その変更によって予想外の影響が現れていないかどうか確認するテストである。
× 例外処理テストとは、例外データを与えたときに正しく例外処理を行うかどうか確認するテストである。

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