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平成21年度秋季解答
問題1
N 個の観測値の平均値を算出する式はどれか。ことで, S は N 個の観測値の和(ただし, S >0)とし,[ X ] は X 以下で最大の整数とするとまた,平均値は,小数第1位を四捨五入して整数値として求める。
解答:エ
<解説>
S=115,N=10をア~エの式の式に代入する。
S/N=11.5であり、これを四捨五入すると12となる。12になるものが正解である。
ア | × | 11.5-0.5=11 |
イ | × | 11.5-0.4=11.1 |
ウ | × | 11.5+0.4=11.9 |
エ | ○ | 11.5+0.5=12 |
よってエが正解である。
問題2
実数 a を a = f × re と表す浮動小数点表示に関する記述として,適切なものはどれか。
ア | f を仮数, e を指数, r を基数という。 |
イ | f を基数, e を仮数, r を指数という。 |
ウ | f を基数, e を指数, r を仮数という。 |
エ | f を指数, e を基数, r を仮数という。 |
解答:ア
<解説>
a = f × re と表す浮動小数点表記に関する記述では、fを仮数、eを指数、rを基数という。
浮動小数点表記では、数値を次のような形式で表します。
(仮数)×(基数)指数
問題3
逆ポーランド表記法(後置表記法)で,“EF-G÷CD-AB+÷+”と表現される式はどれか。
ア | ((A+B)+(C-D))÷G-(E÷F) |
イ | ((A+B)÷(C-D))+G÷(E-F) |
ウ | ((E-F)÷G)+((C-D)÷(A+B)) |
エ | ((E-F)÷G)÷((C-D)+(A+B)) |
解答:ウ
<解説>
逆ポーランド法は後置表記法とも呼ばれ,演算子をデータ(又は演算結果)の後に置く表記法である。
次のように、式を先頭から順に見て演算子(+,-,×,÷)が出てきたら、そのすぐ手前にある2つの項目と一緒にグループ化する。
- EF- は、(E-F) となる。
- 1÷Gは、((E-F))÷Gとなる。
- CD-は、(C-D)となる。
- AB+は、(A+B)となる。
- 3÷4は、((C-D)÷(A+B))となる。
- ((E-F))÷G+((C-D)÷(A+B))となる。
問題4
産業機器の機器制御に使われるシーケンス制御の説明として,適切なものはどれか。
ア | あらかじめ定められた順序又は条件に従って,制御の各段階を逐次進めていく制御方法である。 |
イ | 外乱が予測できる場合に,あらかじめ外乱を想定して前もって必要な修正動作を行う制御方法である。 |
ウ | 制御量を常に検出して制御に反映しているので,予測できないような外乱に強い制御方法である。 |
エ | “やや多い”,“やや少ない”などあいまい性に基づく制御方法である。 |
解答:ア
<解説>
シーケンス制御とは、あらかじめ定められた順序または手続きに従って制御の各段階を逐次進めていく制御である。
ア | ○ | フィードフォワード制御に関する説明である。 |
イ | × | フィードバック制御に関する説明である。 |
ウ | × | ファジー制御に関する説明である。 |
エ | × | シーケンス制御に関する説明である。 |
問題5
空のスタックに対して次の操作を行った場合,スタックに残っているデータはどれか。ここで,“push x”はスタックへデータ x を格納し,“pop”はスタックからデータを取り出す操作を表す。
pusu1 → push2 → pop → push3 →push4 → pop → push5 → pop
ア | 1 と 3 |
イ | 2 と 4 |
ウ | 2 と 5 |
エ | 4 と 5 |
解答:ア
<解説>
スタックを操作すると次のようになる。
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