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平成21年度秋季解答
問題11
USB の説明はどれか。
ア | PC に内蔵される CD-ROM 装置,DVD 装置などを接続するためのパラレルインタフェースである。 |
イ | 磁気ディスク,プリンタなどをデイジーチェーンで接続するパラレルインタフェースである。 |
ウ | ハブを介してツリー状に機器を接続できるシリアルインタフェースである。 |
エ | プリンタなどに赤外線を使ってデータを転送するシリアルインタフェースである。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | ATA に関する説明である。 |
イ | × | SCSI に関する説明である。 |
ウ | ○ | USBに関する説明である。 |
エ | × | IrDAに関する説明である。 |
問題12
図に示すように,データを細分化して複数台の磁気ディスクに格納することを何と呼ぶか。ここで,bO~b15 はデータがビットごとにデータディスクに格納される順番を示す。
ア | ストライピング |
イ | ディスクキャッシュ |
ウ | ブロック化 |
エ | ミラーリング |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | ストライピングは、複数台のディスクにデータを分散して書き込み、読み書きを高速化すること |
イ | × | ディスクキャッシュは、補助記憶装置へのアクセスを高速化するために主記憶装置と補助記憶装置との間に設置された緩衝記憶装置 |
ウ | × | ブロック化とは、ディスクに対する入出力を効率化するために複数レコードをまとめたブロック単位で入出力する方式 |
エ | × | ミラーリングは、2台のディスクに同じデータを同時に書込み,信頼性を向上させる方式 |
問題13
500 バイトのセクタ8個を1ブロックとして,ブロック単位でファイルの領域を割り当てて管理しているシステムがある。2,000 バイト及び 9,000 バイトのファイルを保存するとき,これら二つのファイルに割り当てられるセクタ数の合計は幾らか。ここで,ディレクトリなどの管理情報が占めるセクタは考慮しないものとする。
ア | 22 |
イ | 26 |
ウ | 28 |
エ | 32 |
解答:エ
<解説>
- 1ブロックの容量は、4000 バイト(500 バイト×8)である。
- 2000 バイト及び 9000 バイトのファイルを保存するためには、1ブロック(4000 バイト)と3ブロック(12000 バイト)を使用することになります。
- 1ブロックに8セクタが割り当てられていますので,4ブロックのセクタ数の合計は4×8セクタ= 32 セクタである。
よってエが正解である。
問題14
クライアントサーバシステムの特徴として,適切なものはどれか。
ア | クライアントとサーバが協調して,目的の処理を遂行する分散処理形態であり,サービスという概念で機能を分割し,サーバがサービスを提供する。 |
イ | クライアントとサーバが協調しながら共通のデータ資源にアクセスするために,システム構成として密結合システムを採用している。 |
ウ | クライアントは,多くのサーバからの要求に対して,互いに協調しながら同時にサービスを提供し,サーバからのクライアント資源へのアクセスを制御する。 |
エ | サービスを提供するクライアント内に設置するデータベースも,規模に対応して柔軟に拡大することができる。 |
解答:ア
<解説>
クライアントサーバーシステムは、クライアントとサーバーが役割を分担して処理を遂行する。
クライアントがサービスを要求し、サーバーがサービスを提供します。
ア | ○ | クライアントとサーバが協調して,目的の処理を遂行する分散処理形態であり,サービスという概念で機能を分割し,サーバがサービスを提供する。 |
イ | × | クライアントとサーバは比較的独立性が高い。すなわち密結合システムのような緊密な結びつきではない。 |
ウ | × | サーバは,多くのクライアントからの要求に対して,互いに協調しながら同時にサービスを提供し,サーバからのクライアント資源へのアクセスを制御する。 |
エ | × | サーバーがサービスを提供します。 またデータベースは通常サーバ内に設置する。 |
問題15
ホットスタンバイ方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | 待機系は,現用系が動作しているかどうかを監視していて,現用系のダウンを検出すると現用系が行っていた処理を直ちに引き継ぐ。 |
イ | 待機系は,現用系に入力されるジョブを監視していて,処理量の大きいジョブが入力されると現用系に代わってこれを実行する。 |
ウ | 待機系は,現用系の負荷状態を監視していて,現用系のオーバロード(過負荷状態)を検出するとオーバロードした分の処理を引き受けて実行する。 |
エ | 待機系も現用系と同時に同じ処理を実行していて,現用系がダウンしても待機系が処理を完了する。 |
解答:ア
<解説>
ホットスタンバイとは、主システムと同じ構成の予備システムを用意して両系を同期して同じ状態にし、主システムに障害が発生したときに処理を瞬時に予備系に切り換える方式のこと。
ア | ○ | ホットスタンバイに関する説明である。 |
イ | × | 負荷分散機能(ロードバランサー)を利用した負荷分散に関する説明である。 |
ウ | × | 負荷分散機能(ロードバランサー)を利用した負荷分散に関する説明である。 |
エ | × | デュアルシステムに関する説明である。 |
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