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平成21年度秋季解答
問題26
頻繁に行う操作を効率よく行えるようにしたユーザインタフェースはどれか。
ア | Undo 機能(元に戻す) |
イ | オンラインヘルプ |
ウ | ショートカットキー |
エ | プログレスバー |
解答:ウ
<解説>
ア | × | Undo 機能(元に戻す)は、一度実行した機能を取り消す機能である。 |
イ | × | オンラインヘルプは、印刷物ではなく、コンピュータ上で閲覧する形で用意されているヘルプ文書のことである。 |
ウ | ○ | ショートカットキーは、キーボードを使ってパソコンの操作を簡単に行うための機能である。 |
エ | × | プログレスバーは、タスクの進捗状況がどの程度完了したのかを表示するものである。 |
問題27
GUI 画面の設計において,キーボードの操作に慣れている利用者と,慣れていない利用者のどちらにも,操作性の良いユーザインタフェースを実現するための留意点のうち,適切なものはどれか。
ア | キーボードから入力させる項目数を最少にして,できる限り項目の一覧からマウスで選択させるようにする。 |
イ | 使用頻度の高い操作は,マウスをダブルクリックして実行できるようにする。 |
ウ | できる限り多くの操作に対して,マウスとキーボードの両方のインタフェースを用意する。 |
エ | 入力原票の形式にとらわれずに,必須項目など重要なものは1か所に集めて配置し,入力漏れがないようにする。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | キーボードの操作に慣れている利用者にとっては効率が悪いインタフェースになる。 |
イ | × | キーボードの操作に慣れている利用者にとっては効率が悪いインタフェースになる。 |
ウ | ○ | キーボードの操作に慣れている利用者およびマウスの操作に慣れている利用者ともに使いやすいので効率が良いインタフェースになる。 |
エ | × | 入力原票の形式に近い形の入力画面の方が、入力しやすく入力漏れを防ぐことができる。 |
問題28
システムの品質を向上させるために,発生した障害の原因についてパレート図を用いて分析した。分析結果から分かることはどれか。
ア | 時系列で見た障害の発生原因と発生件数 |
イ | システムの規模と,障害の発生件数との相関 |
ウ | 障害の主な発生原因と,それらの原因別の発生件数が全体に占める割合 |
エ | 発生した障害と,それに影響を及ばすと思われる原因との関連 |
解答:ウ
<解説>
パレート図とは、品質不良の原因や状況を示す項目(不良品数や損失金額など)を層別して値の大きい順に並べた棒グラフで表し、その累積百分率を折れ線グラフで示した図をいう。パレート図はQCの7つの基本的な道具の一つである
ア | × | 折れ線グラフに関する説明である。 |
イ | × | 散布図に関する説明である。 |
ウ | ○ | パレート図に関する説明である。 |
エ | × | 特性要因図に関する説明である。 |
問題29
64k ビット/秒程度の低速回線用の動画像の符号化に用いられる画像符号化方式はどれか。
ア | MPEG-1 |
イ | MPEG-2 |
ウ | MPEG-4 |
エ | MPEG-7 |
解答:ウ
<解説>
- MPEG-1
- CD-ROMなどの動画圧縮形式。最大1.5Mビット/秒程度の転送速度である。
- MPEG-2
- DVDなどの動画圧縮形式。最大100Mビット/秒の転送速度である。
- MPEG-4
- 携帯電話などの移動体通信用の動画圧縮形式。ビットレートは64k ビット/秒程度を想定(低速回線用)。最大38.4Mビット/秒の転送速度である。
- MPEG-7
- マルチメディア・コンテンツを効率的に検索・管理するために,XMLによりマルチメディア・コンテンツの特徴データを記述する表記方法の国際標準規格。
問題30
音声のサンプリングを1秒間に 11,000 回行い,サンプリングした値をそれぞれ8ビットのデータとして記録する。このとき,512 × 106 バイトの容量をもつフラッシュメモリに,記録できる音声は最大何分か。
ア | 77 |
イ | 96 |
ウ | 775 |
エ | 769 |
解答:ウ
<解説>
フラッシュメモリは、データの消去・書き込みを自由に行うことができ、電源を切っても内容が消えない(不揮発性)半導体メモリの一種である。USBメモリやSDメモリなどに使用されている。
- 1秒間の記録容量を計算する。
1秒間の記録容量 = 8ビット/回×11,000回 = 88,000ビット = 11,000バイト - 1分間の記録容量を計算する。
1分間の記録容量 = 11,000バイト×60秒 = 660,000バイト - フラッシュメモリに,記録できる容量を計算する。
フラッシュメモリに記録できる容量 = 512,000,000バイト÷660,000バイト ≒ 775
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