必ず受かる情報処理技術者試験

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平成21年度秋季解答

問題51

図は,あるプロジェクトの作業( A ~ I )とその作業日数を表している。このプロジェクトが終了するまでに必要な最短日数は何日か。

27
28
29
31

解答:エ

<解説>

最速開始日を計算すると次のようになる。

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問題52

あるシステムを開発するための工数を見積もったところ 150 人月であった。現在までの投入工数は 60 人月で,出来高は全体の3割であり,進捗に遅れが生じている。今後も同じ生産性が続くと想定したとき,このシステムの開発を完了させるためには何人月の工数が超過するか。

50
90
105
140

解答:ア

<解説>

  1. 60 人月で3割の出来高なのだから、1割進めるのに20人月必要である。
    60÷3=20人月
  2. 完成までには200人月必要である。
    20×10=200人月
  3. 当初の見積もりからは50人月超過している。
    200-150=50

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問題53

入力,出力などを基に複雑さを加味してシステム規模を見積もる方法であり,開発工数の見積りにも使われるものはどれか。

COCOMO
標準タスク法
ファンクションポイント法
プットナム(Putnum)モデル

解答:ウ

<解説>

ファンクションポイント法は、ソフトウエアの規模や開発工数を見積もるための手法の1つである。

ファンクション・ポイント法では開発する業務システムが扱う外部入力などの5種類のデータを拾い上げ,さらに処理の複雑さなどの14項目から定めた補正係数を掛け合わせてファンクション・ポイント数を求める。その上で過去に開発したシステムのファンクション・ポイント数と照合して工数を決める。

× COCOMOは、開発に必要とする段階の数、各工程の難易度、あるいはチームの開発能力などを補正係数として掛け合わせて、工程数や人員を見積もる方法である。
× 標準タスク法は、WBSにもとづいて作業を分解し、規定の単位,工数から工数を求めてコストを算出する方法である。
 
× プットナム(Putnum)モデルは、ソフトウエアライフサイクルにおいて必要な工数を予測するモデルで、時間の経過に伴う変化を把握する方法である。

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問題54

システム開発における品質管理に関する記述のうち,適切なものはどれか。

幾つかのサブシステムに分割して開発するとき,サブシステム単位での品質が保証できれば,同時にシステム全体としての品質も保証できる。
応答時間やバッチ処理時間などの性能は品質管理の対象外であるが,業務に与える影響が大きいので限界性能を計測しておく。
システムヘの要求機能の充足度だけでなく, ドキュメントなどすべての成果物を含めて品質管理の対象とする。
市販製品と自社開発プログラムを組み合わせてシステムを開発する場合,品質管理の対象は自社開発のプログラムだけとなる。

解答:ウ

<解説>

× サブシステムの品質が高いからといってシステム全体の品質も高いとは限らない。すなわち、サブシステム間のインタフェースの品質保証も必要である。
× 答時間やバッチ処理時間などの性能は、品質管理の対象である。
システムヘの要求機能の充足度だけでなく, ドキュメントなどすべての成果物を含めて品質管理の対象とする。
× 市販製品と自社開発プログラムを品質管理の対象とするべきである。

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問題55

クライアント管理ツールに備わっている機能のうち,業務に無関係なソフトウェアがインストールされていることを検出するのに最も有効なものはどれか。

インベントリ収集
遠隔操作
稼働管理機能
ソフトウェア配信

解答:ア

<解説>

インベントリ(inventory)とは、商品や財産などの目録とか在庫調査という意味。インベントリ収集は、クライアント管理ツールの機能のひとつ で、クライアント資源情報を収集することによって、業務に無関係なソフトウェアがインストールされていないことを検出することができる。

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