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平成22年度春季解答
問題31
“商品”表,“在庫”表に対する次の SQL 文と,同じ結果が得られる SQL 文はどれか。ここで,下線部は主キーを表す。
ア | SELECT 商品番号 FROM 在庫 WHERE EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 商品) |
イ | SELECT 商品番号 FROM 在庫 WHERE NOT EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 商品) |
ウ | SELECT 商品番号 FROM 商品 WHERE EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 在庫 WHERE 商品.商品番号 = 在庫.商品番号) |
エ | SELECT 商品番号 FROM 商品 WHERE NOT EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 在庫 WHERE 商品.商品番号 = 在庫.商品番号) |
解答:エ
<解説>
問題文のSQL文では,「商品表の商品番号で,在庫表に存在しないもの」を選択している。
ア | × | 「在庫表の商品番号を商品表に商品番号が存在するもの」を選択する。 |
イ | × | 「在庫表の商品番号を商品表に商品番号が存在しないもの」を選択する。 |
ウ | × | 「商品表の商品番号が在庫表に存在するもの」を選択する。 |
エ | ○ | 「商品表の商品番号で,在庫表に存在しないもの」を選択する。 |
問題32
DBMS において,同じデータを複数のプログラムが同時に更新しようとしたときに,データの矛盾が起きないようにするための仕組みはどれか。
ア | アクセス権限 |
イ | 機密保護 |
ウ | 排他制御 |
エ | リカバリ制御 |
解答:ウ
<解説>
排他制御とは、複数のタスクが同一の資源を変更しようとするときに、矛盾が起こらないように、一方のタスクが完了するまで、他のタスクからのアクセスを禁止する制御方法である。
問題33
企業の様々な活動を介して得られた大量のデータを整理・統合して蓄積しておき,意思決定支援などに利用するものはどれか。
ア | データアドミニストレーション |
イ | データウェアハウス |
ウ | データディクショナリ |
エ | データマッピング |
解答:イ
<解説>
ア | × | データアドミニストレーションは、データを管理することである。 |
イ | ○ | データウェアハウスは、情報分析と意思決定を支援する目的で,基幹業務システムからデータを抽出,再構成して構築されるデータベースを示す概念である。 |
ウ | × | データディクショナリは、データベースに関する情報をまとめた表やビューのことである。 |
エ | × | データマッピングは、異なるデータを関連付けることである。 |
問題34
設置場所の異なるクライアントとサーバ間で,次の条件で通信を行う場合の応答時間は何秒か。ここで,クライアントの送信処理の始まりから受信処理が終了するまでを応答時間とし,距離による遅延は考慮しないものとする。
ア | 1.4 |
イ | 3.8 |
ウ | 5.0 |
エ | 5.8 |
解答:エ
<解説>
- 電文の上りの転送時間を計算する
電文の上りの転送時間:1 M バイト÷(1 M バイト/秒× 0.6 )= 1.67 秒
- 電文の下りの転送時間を計算する
電文の下りの転送時間:2 M バイト÷(1 M バイト/秒× 0.6 )= 3.33 秒 - 応答時間を計算する。
応答時間 = クライアントの処理時間+電文の上りの転送時間+サーバの処理時間+電文の下りの転送時間 応答時間 = 0.4+1.67+0.4+3.33 応答時間 = 5.8
よってエが正解である。
問題35
既存の電話回線を利用した ADSL サービスで,ADSL モデムと電話機を接続する装置 A はどれか。
ア | スプリッタ |
イ | ターミナルアダプタ |
ウ | ダイヤルアップルータ |
エ | ハブ |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | スプリッタは、公衆電話回線網を使ってADSLによるデータ通信を行う際に、音声信号とデータ信号とを分離する装置である。 |
イ | × | ターミナルアダプタは、パソコンやモデム、アナログ電話、FAXなど、そのままではISDNに接続できない通信機器をISDNに接続するとき必要な信号変換機器である。 |
ウ | × | ダイヤルアップルータは、公衆回線網を使ってインターネットサービスプロバイダにアクセスする機能と、LANに接続する機能をあわせ持った機器である。 |
エ | × | ハブ(HUB)は、スター型物理トポロジを取るネットワークにおいて中心に位置する集線装置である。 |
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