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平成22年度春季解答
問題76
昨年度の入社試験問題と今年度の入社試験問題を比較するために、多数の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点を x 軸に、今年度の問題の得点を y 軸にとって、相関係数と回帰直線を求めた。[結果]から分かることはどれか。
[結果]
相関係数は、0.8 であった。
回帰直線の傾きは、1.1 であった。
回帰直線の y 切片の値は、10 であった。
ア | 回帰直線の y 切片の値から,今年度の問題の得点が0点の人でも,昨年度の問題では 10 点程度とれることが分かる。 |
イ | 回帰直線の傾きから,今年度の問題の平均点は,昨年度の問題の平均点の 1.1 倍であることが分かる。 |
ウ | 回帰直線の傾きと y 切片の値から,今年度の問題は昨年度の問題に比べて得点しやすい傾向にあることが分かる。 |
エ | 回帰直線の傾きと相関係数の値から,今年度の問題は質が高いことが分かる。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | 回帰直線の y 切片の値から,今年度の問題の得点が0点の人でも,今年度の問題では 10 点程度とれることが分かる。 |
イ | × | 回帰直線の傾きから,今年度の問題の平均点は,昨年度の問題の平均点の 1.1 倍に10を加算した値であることが分かる。 |
ウ | ○ | 回帰直線の傾きと y 切片の値から,今年度の問題は昨年度の問題に比べて得点しやすい傾向にあることが分かる。 |
エ | × | 回帰直線の傾きと相関係数の値からは,今年度の問題の質については分からない。 |
問題77
損益分岐点の特性を説明したものはどれか。
ア | 固定費が変わらないとき,変動費率が低くなると損益分岐点は高くなる。 |
イ | 固定費が変わらないとき,変動費率の変化と損益分岐点の変化は正比例する。 |
ウ | 損益分岐点での売上高は,固定費と変動費の和に等しい。 |
エ | 変動費率が変わらないとき,固定費が小さくなると損益分岐点は高くなる。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | 固定費が変わらないとき,変動費率が低くなると損益分岐点は低くなる。 |
イ | × | 固定費が変わらないとき,変動費率の変化と損益分岐点の変化は正比例の関係ではない。 |
ウ | ○ | 損益分岐点での売上高は,固定費と変動費の和に等しい。 |
エ | × | 変動費率が変わらないとき,固定費が小さくなると損益分岐点は低くなる。 |
問題78
A社は顧客管理システムの開発を,情報システム子会社であるB社に委託し,B社は要件定義を行った上で,設計・プログラミング・テストまでを協力会社であるC社に委託した。C社では優秀なD社員にその作業を担当させた。このとき,開発したプログラムの著作権はどこに帰属するか。ここで,関係者の間には,著作権の帰属に関する特段の取決めはないものとする。
ア | A社 |
イ | B社 |
ウ | C社 |
エ | D社員 |
解答:ウ
<解説>
著作者は、著作権の帰属に関する特段の取決めがない場合には、法人で作成した場合は作成した会社に権利が帰属します。よって著作者はC社となる。
問題79
労働者派遣法に基づいた労働者の派遣において,労働者派遣契約の関係が存在するのはどの当事者の間か。
ア | 派遣先事業主と派遣労働者 |
イ | 派遣先責任者と派遣労働者 |
ウ | 派遣元事業主と派遣先事業主 |
エ | 派遣元事業主と派遣労働者 |
解答:ウ
<解説>
派遣元の人材派遣会社(派遣元事業主)と,派遣先の会社(派遣先事業主)との間で労働者派遣契約を取り交わす。
問題80
JIS Q 27001:2006 における ISMS の確立に必要な事項①~③の順序関係のうち,適切なものはどれか。
① | 適用宣言書の作成 |
② | リスク対応のための管理目的及び管理策の選択 |
③ | リスクの分析と評価 |
ア | ①→②→③ |
イ | ①→③→② |
ウ | ②→③→① |
エ | ③→②→① |
解答:エ
<解説>
JIS Q 27001:2006はISMSに関する規約である。
次の流れで行う。
- リスクの分析と評価
想定されるリスクの大きさを見積もり、対策が必要かどうかを検討する - リスク対応のための管理目的及び管理策の選択
リスク対策の対象となる事項から必要なものを選択・追加する - 適用宣言書の作成
適用宣言書とは、その組織のISMSに関連した適用する管理目的及び管理策を記述した文書のことである。
これを元に適用宣言を行う。
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