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平成23年度特別解答
問題6
“経営戦略に沿って効果的な情報システム戦略を立案し、その戦略に基づき、効果的な情報システム投資のための、またリスクを低減するためのコントロールを適切に整備・運用するための規範”はどれか。
ア | システム監査基準 |
イ | システム管理基準 |
ウ | 情報セキュリティ監査基準 |
エ | 情報セキュリティ管理基準 |
解答:イ
<解説>
ア | × | システム監査基準は、システム監査業務の品質を確保し、有効かつ効率的に監査を実施することを目的とした監査人の行為規範である。 |
イ | ○ |
システム管理基準は、組織体が主体的に経営戦略に沿って効果的な情報システム戦略を立案し、その戦略に基づき情報システムの企画・開発・運用・保守というライフサイクルの中で、効果的な情報システム投資のための、またリスクを低減するためのコントロールを適切に整備・運用するための実践規範である。 |
ウ | × | 情報セキュリティ監査基準とは、情報セキュリティ監査業務の品質を確保し、有効かつ効率的に監査を実施することを目的とした監査人の行為規範である。 |
エ | × | 情報セキュリティ管理基準は、情報資産を保護するための最適な実践慣行を帰納要約し、情報セキュリティに関する、マネジメント及びコントロールの項目を規定したものである。 |
問題7
A社は、事業戦略の見直しのため、SWOT分析によって、内部環境と外部環境の分析を行った。内部環境の分析に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
ア | A社製品の競合製品の特徴の洗出し |
イ | A社製品の限界利益率の把握 |
ウ | A社製品の市場価格の調査 |
エ | A社製品の代替品の市場調査 |
解答:イ
<解説>
SWOT分析とは、企業が戦略立案する際に使われる分析手法である。
SWOT分析では、企業の直面する外部環境(機会 (Opportunities),脅威 (Threats) )と経営資源などの内部環境(強み(Strengths),弱み (Weaknesses))を評価・分析する。
ア | × | 外部環境要因に分類される。 |
イ | ○ | 内部環境要因に分類される。 |
ウ | × | 外部環境要因に分類される。 |
エ | × | 外部環境要因に分類される。 |
問題8
経営管理の仕組みの一つであるPDCAのCによって把握できるものとして、最も適切なものはどれか。
ア | 自社が目指す中長期のありたい姿 |
イ | 自社の技術ロードマップを構成する技術要素 |
ウ | 自社の経営計画の実行状況 |
エ | 自社の経営を取り巻く外部環境の分析結果 |
解答:ウ
<解説>
PDCAサイクルとは、マネジメント手法の一種で、「計画」(Plan)、「実行」(Do)、「点検」(Check)、「改善」(Action)の頭文字をとったものである
- 計画(Plan)
- 従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
- 実行(Do)
- 計画に沿って業務を行う
- 点検(Check)
- 業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
- 改善(Action)
- 実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする
ア | × | 自社が目指す中長期のありたい姿は、P(Plan)によって把握できるものである。 |
イ | × | 自社の技術ロードマップを構成する技術要素は、P(Plan)によって把握できるものである。 |
ウ | ○ | 自社の経営計画の実行状況は、C(Check)によって把握できるものである。 |
エ | × | 自社の経営を取り巻く外部環境の分析結果は、D(Do)によって把握できるものである。 |
問題9
データマイニングの事例として、適切なものはどれか。
ア | ある商品と一緒に買われることの多い商品を調べた。 |
イ | ある商品の過去3年間の月間平均売上高を調べた。 |
ウ | ある製造番号の商品を売った販売店を調べた。 |
エ | 売上高が最大の商品と利益が最大の商品を調べた。 |
解答:ア
<解説>
データマイニングとは、小売店の販売データや電話の通話履歴、クレジットカードの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む項目間の相関関係やパターンなどを探し出す技術である。
よってアが正解である。
問題10
ある販売会社が取り扱っている商品の4月末の実在個数が100個であり、5月10日までの受発注取引は表のとおりである。商品は発注 日の5日後に入荷するものとし、販売会社と商品発注先の休日、及び前月以前の受発注取引を考えない場合、5月10日時点の引当可能在庫数は何個か。ここ で、引当可能在庫数とは、その時点の在庫のうち引当可能な数量とする。
ア | 60 |
イ | 90 |
ウ | 110 |
エ | 140 |
解答:ア
<解説>
下図より、5月10日時点の引当可能在庫数は60(イ)である。
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