- トップページ
- ITパスポート
- 平成23年度特別問題
- 平成23年度特別解答・解説
平成23年度特別解答
問題31
エンジニアリングシステムのCAMを活用する場面として、適切なものはどれか。
ア | 工業製品や建築物などの設計画面を作成する。 |
イ | 工作機械を制御するための加工データを出力する。 |
ウ | 製品の生産に必要な部品の発注量を計画する。 |
エ | 月別の生産日程計画を策定する。 |
解答:イ
<解説>
CAM(Computer Aided Manufacturing:コンピュータ支援製造) とは、コンピューターを利用して製造作業を行うことである。
CAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)と組み合わせて利用し、CADで作成した設計データを基に、工作機械を制御するための加工データを出力する。
ア | × | CAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)に関する説明である。 |
イ | ○ | CAM(Computer Aided Manufacturing:コンピュータ支援製造) に関する説明である。 |
ウ | × | MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)に関する説明である。 |
エ | × | MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)に関する説明である。 |
問題32
不正アクセス禁止法で禁止されている行為はどれか。
ア | インターネットのオークションサイトで架空の商品を販売し、落札者から現金をだまし取った。 |
イ | 他人のブログに誹謗中傷を大量に書き込んだ。 |
ウ | 他人の利用者IDとパスワードを無断で使用して、他人の電子メールを閲覧した。 |
エ | 不正にコピーして作成した海賊版の音楽CDを販売した。 |
解答:ウ
<解説>
不正アクセス禁止法とは、コンピュータの不正利用を禁止する法律である。
「ID・パスワードの不正な使用」や「そのほかの攻撃手法」によってアクセス権限のないコンピュータ資源へのアクセスを行うことを犯罪として定義する。
ア | × | 刑法(詐欺罪)に抵触する行為である。 |
イ | × | 刑法(名誉毀損罪・侮辱罪)に抵触する行為である。 |
ウ | ○ | 不正アクセス禁止法に抵触する行為である。 |
エ | × | 著作権法に抵触する行為である。 |
問題33
システム開発プロジェクトにおけるクリティカルパスに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 開発の遅延を回復するため要員を追加する場合、クリティカルパス上の作業に影響を与えないように、クリティカルパス上にない作業に対して優先的に追加する。 |
イ | クリティカルパス上の作業が3日前倒しで完了すると、プロジェクトの完了も必ず3日前倒しとなる。 |
ウ | クリティカルパス上の作業が遅延すると、プロジェクトの完了も遅延する。 |
エ | プロジェクトにおいてクリティカルパスは一つだけ存在する。 |
解答:ウ
<解説>
クリティカル・パスとは、プロジェクトの完成を遅らせないためには絶対に遅らせてはならない工程の組み合わせのことである。
ア | × | 開発の遅延を回復するため要員を追加する場合、クリティカルパス上の作業に対して優先的に追加する。 |
イ | × | クリティカルパス上の作業を3日前倒しにすることで、他の経路がクリティカルパスになる可能性がある。その場合、プロジェクトの完了は必ずしも3日前倒しとはならない。 |
ウ | ○ | クリティカルパス上の作業が遅延すると、プロジェクトの完了も遅延する。 |
エ | × | プロジェクトにおいてクリティカルパスは複数存在する場合もあり得る。 |
問題34
個人情報保護に関するシステム監査が実施された。この監査において、営業部門では、情報システムから出力した顧客リストを、会社で定めたルールどおりに取り扱っていないとの指摘を受けた。指摘事項に基づく改善計画の策定責任者はだれか。
ア | 営業部門の責任者 |
イ | 監査部門の責任者 |
ウ | 経営企画部門の責任者 |
エ | システム部門の責任者 |
解答:ア
<解説>
営業部門がルールどおりに取り扱っていないとの指摘を受けたのだから、営業部門の責任者が改善計画を策定しなければならない。
問題35
業務で使用するPCにおいてプログラムに不具合があり、PCが操作不能になる現象がサービスデスクに報告された。ITサービスマネジメントにおけるインシデント管理で実施する作業として、適切なものはどれか。
ア | PCを再起動して操作可能にする手順を指示する。 |
イ | 修正したプログラムをPCに配布する計画を立てる。 |
ウ | 修正したプログラムをテストする。 |
エ | プログラムの不具合を修正する。 |
解答:ア
<解説>
サービスサポートは、「インシデント管理」、「問題管理」、「構成管理」、「変更管理」、「リリース管理」の5つのプロセスで構成されている。
- インシデント管理
- 迅速なサービスの復旧を行い、企業が行う事業活動への影響を最小限に抑える事を目的としたプロセス。
- 問題管理
- インシデントや障害原因の追及と対策および再発防止策の策定を目的としたプロセス。
- 構成管理
- ITサービスの構成アイテム(CI)情報の正確な収集、認識と収集した情報の維持管理および確認・監査を目的としたプロセス。
- 変更管理
- ITサービスの構成アイテム(CI)情報の変更を安全確実かつ効率的に実施する事を目的としたプロセス。
- リリース管理
- 変更管理プロセスで承認された内容を本番環境(ITサービス提供媒体)に正しく反映させる為の作業(リリース作業)をコントロールする事を目的としたプロセス。
ア | ○ | インシデント管理で実施する作業である。 |
イ | × | 変更管理で実施する作業である。 |
ウ | × | リリース管理で実施する作業である。 |
エ | × | リリース管理で実施する作業である。 |
お問い合わせ