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- 平成26年度春季問題
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平成26年度春季解答
問題26
ダイバーシティマネジメントの説明はどれか。
ア | 従業員が仕事と生活の調和を図り、やりがいをもって業務に取り組み、組織の活力を向上させることである。 |
イ | 性別や年齢、国籍などの面で従業員の多様性を尊重することによって、組織の活力を向上させることである。 |
ウ | 自ら設定した目標の達成を目指して従業員が主体的に業務に取り組み、その達成度に応じて評価が行われることである。 |
エ | 労使双方が労働条件についての合意を形成し、協調して収益の増大を目指すことである。 |
解答:イ
<解説>
ダイバーシティマネジメントとは、従業員 の様々な個性を基とした違いを企業内に 取り入れ、活用することにより、組織力を強化することである。
ア | × | ワークライフバランスである。 |
イ | ○ | ダイバーシティマネジメントの説明である。 |
ウ | × | 目標管理制度(MBO)の説明である。 |
エ | × | 労使協調の説明である。 |
問題27
バリューチェーンによる分類はどれか。
ア | 競争要因を、新規参入の脅威、サプライヤの交渉力、買い手の交渉力、代替商品の脅威、競合企業の五つのカテゴリに分類する。 |
イ | 業務を、購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービスという五つの主活動と、人事・労務管理などの四つの支援活動に分類する。 |
ウ | 事業の成長戦略を、製品(既存・新規)と市場(既存・新規)の2軸を用いて、市場浸透、市場開発、製品開発、多角化の4象限のマトリックスに分類する。 |
エ | 製品を、市場の魅力度と自社の強みの2軸を用いて、花形、金のなる木、問題児、負け犬の4象限のマトリックスに分類する。 |
解答:イ
<解説>
バリュー・チェーン(Value Chain:価値連鎖)は、企業の様々な活動が最終的な付加価値にどのように貢献しているのか、その量的・質的な関係を鳥瞰的に分析することができるツールである。
バリューチェーン・モデルでは一般的な構造として企業の活動を、上流から下流に至る事業の流れに沿って「購買物流」「製造」「出荷物流」「マーケティングと販売」「サービス」の5つの『主活動』と、これら主活動をサポートする「調達活動」「技術開発」「人的資源管理」「全般管理(財務、法務、情報サービスなど)」の4つの『支援活動』に区分している。
ア | × | ファイブフォース分析の説明である。 |
イ | ○ | バリューチェーンの説明である。 |
ウ | × | アンゾフの成長マトリックスの説明である。 |
エ | × | プロダクトポートフリオ(PPM)の説明である。 |
問題28
“技術のSカーブ”の説明として、適切なものはどれか。
ア | 技術の期待感の推移を表すものであり、黎れい明期、流行期、反動期、回復期、安定期に分類される。 |
イ | 技術の進歩の過程を表すものであり、当初は緩やかに進歩するが、やがて急激に進歩し、成熟期を迎えると進歩は停滞気味になる。 |
ウ | 工業製品において生産量と生産性の関係を表すものであり、生産量の累積数が増加するほど生産性は向上する傾向にある。 |
エ | 工業製品の故障発生の傾向を表すものであり、初期故障期間では故障率は高くなるが、その後の偶発故障期間での故障率は低くなり、製品寿命に近づく摩耗故障期間では故障率は高くなる。 |
解答:イ
<解説>
技術のSカーブは、技術の進歩の過程を表すものであり、技術開発当初は緩やかに進歩するが、やがて急激に進歩し、成熟期を迎えると進歩は停滞気味になる。
ア | × | ハイプ曲線の説明である。 |
イ | ○ | 技術のSカーブの説明である。 |
ウ | × | 経験曲線の説明である。 |
エ | × | バスタブ曲線の説明である。 |
問題29
職能部門別組織を説明したものはどれか。
ア | 業務遂行に必要な職能と利益責任を、製品別、顧客別又は地域別にもつことによって、自己完結的な経営活動が展開できる組織である。 |
イ | 構成員が、自己の専門とする職能部門と特定の事業を遂行する部門の両方に所属する組織である。 |
ウ | 購買・生産・販売・財務などの仕事の性質によって、部門を編成した組織である。 |
エ | 特定の課題のもとに各部門から専門家を集めて編成し、期間と目標を定めて活動する一時的かつ柔軟な組織である。 |
解答:ウ
<解説>
購買、生産、販売、営業など企業において遂行される各種の仕事の特性(職能)別に編成された組織構造の事である。
ア | × | 事業部制組織の説明である。 |
イ | × | マトリックス組織の説明である。 |
ウ | ○ | 職能部門別組織の説明である。 |
エ | × | プロジェクト組織の説明である。 |
問題30
労働者派遣法に基づいた労働者の派遣において、労働者派遣契約関係が存在するのはどの当事者の間か。
ア | 派遣先事業主と派遣労働者 |
イ | 派遣先責任者と派遣労働者 |
ウ | 派遣元事業主と派遣先事業主 |
エ | 派遣元事業主と派遣労働者 |
解答:ウ
<解説>
派遣労働者、派遣元事業主、派遣先事業主との間には、次の関係がある。
ア | × | 派遣先事業主と派遣労働者は指揮命令関係がある。 |
イ | × | 派遣先責任者は、派遣元との連絡調整や派遣労働者の苦情対応などの窓口となる。 |
ウ | ○ | 派遣元事業主と派遣先事業主には、労働者派遣関係がある。 すなわち、 派遣元の人材派遣会社(派遣元事業主)と,派遣先の会社(派遣先事業主)との間で労働者派遣契約を取り交わす。 |
エ | × | 派遣元事業主と派遣労働者は雇用関係がある。 |
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