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- プロジェクトマネージャ 午前2
- 平成26年度春季問題
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平成26年度春季解答
問題1
情報システムの企画、開発、運用、保守作業にかかわる国際標準の一つであるSPA(Software Process Assesment)の説明として、適切なものはどれか。
ア | ソフトウェアプロセスがどの程度標準化・定量化され、継続的に改善されているかを判定することを目的としている。 |
イ | ソフトウェアライフサイクルを主プロセス、支援プロセス、組織プロセスの三つのプロセス群に分け、作業内容を定めている。 |
ウ | 品質保証に関する要求項目を体系的に規定した国際規格の一部である。 |
エ | プロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドである。 |
解答:ア
<解説>
SPA(Software Process Assessment)は、システム開発能力について国際的整合性ある評価指標を活用し、ソフトウェアの品質向上を図るための開発者の開発能力・マネジメント能力を測る評価手法である。代表的なSPAとして、CMM(Capability Maturity Model/能力成熟度モデル)などがある。
ア | ○ | SPAの説明である。 |
イ | × | 共通フレーム2007の説明である。 |
ウ | × | ISO9000シリーズの説明である。 |
エ | × | PMBOKの説明である。 |
問題2
図は一般的なプロジェクトにおける開始から終結までの時間の経過に伴って変動する要素について表している。 a、bに対応する要素の適切な組はどれか。
解答:ア
<解説>
- ステークホルダの影響力
- プロジェクト開始時が最大でありプロジェクトが完了に近づくにつれて、小さくなっていきます。
- 要件変更への対応コスト
- プロジェクトが完了に近づくにつれて、大きくなっていきます。
- プロジェクト要員数
- プロジェクト中盤で最大になり、その後、少なくなっていきます。
- リスク
- プロジェクト開始時が最大でありプロジェクトが完了に近づくにつれて、小さくなっていきます。
問題3
PMBOKにおいて、プロジェクト憲章は、どの知識エリアのどのプロセス群で作成するか。
ア | プロジェクトコミュニケーションマネジメントの実行プロセス群 |
イ | プロジェクトスコープマネジメントの計画プロセス群 |
ウ | プロジェクト統合マネジメントの計画プロセス群 |
エ | プロジェクト統合マネジメントの立上げプロセス群 |
解答:エ
<解説>
プロジェクト憲章とは、プロジェクトを公式に認可することを目的とした文章である。プロジェクト憲章が承認されるとプロジェクトは公式に開始される。したがって、プロジェクト憲章は(エ)プロジェクト統合マネジメントの立ち上げプロセスで作成される。
各プロセスでの作業は次の通りである。
- 立上プロセス群
- プロジェクト憲章作成
- 計画プロセス群
- プロジェクトマネジメント計画書作成
- 実行プロセス群
- プロジェクト実行の指揮・マネジメント
- 監視・コントロールプロセス群
- プロジェクト作業の監視・コントロール、統合変更管理
- 終結プロセス群
- プロジェクトやフェーズの終結
問題4
PMBOKによれば、組織のプロセス資産を“プロセスと手順”と“企業の知識ベース”に分類したとき、“企業の知識ベース”に含まれるものはどれか。
ア | WBSのテンプレートやリスクの評価を行う際のテンプレート |
イ | 各プロジェクトで作成されたパフォーマンス測定のベースラインや品質のベースラインなどのプロジェクトファイル |
ウ | 使用するコミュニケーション媒体やセキュリティに対する要求事項 |
エ | 標準化された作業指示書やパフォーマンス測定基準 |
解答:イ
<解説>
「組織のプロセス資産」は大きく“プロセスと手順”と“企業の知識ベース”の2つに分類される。
- プロセスと手順
- a.組織の標準プロセス(安全衛生方針、論理規定、チェックリスト)
b.標準化されたガイドライン(標準化されたガイドライン、作業手順書、提案評価基準等)
c.テンプレート(WBS、アローダイアグラム等)
d. コミュニケーション要件(セキュリティ要求事項など) - 企業の知識ベース
- e.プロセス測定データベース
f.プロジェクトファイル
g.過去の情報と教訓の知識ベース
h.課題と欠陥のマネジメントに関するデータベース(課題表そのもの)
i.財務データベース(作業労働時間、予算、コスト、超過など)
ア | × | “プロセスと手順”に該当する。 |
イ | ○ | “企業の知識ベース”に該当する。 |
ウ | × | “プロセスと手順”に該当する。 |
エ | × | “プロセスと手順”に該当する。 |
問題5
PMBOKでの定義におけるプロジェクトとステークホルダの関係のうち、適切なものはどれか。
ア | サプライヤは、プロジェクトが創造するプロダクトやサービスを使用する。 |
イ | スポンサは、契約に基づいてプロジェクトに必要な構成アイテムやサービスを提供する。 |
ウ | 納入者は、プロジェクトに対して資金や現物などの財政的資源を提供する。 |
エ | プロジェクトマネージャは、関連するプロジェクトの調和がとれるように、個々のプロジェクトの支援や指導をする。 |
解答:エ
<解説>
ステークホルダとは、企業に対して利害関係を持つ人。社員や消費者や株主だけでなく、地域社会までをも含めていう場合が多い。
ア | × | 顧客やユーザは、プロジェクトが創造するプロダクトやサービスを使用する。 |
イ | × | 納入者は、契約に基づいてプロジェクトに必要な構成アイテムやサービスを提供する。 |
ウ | × | スポンサーは、プロジェクトに対して資金や現物などの財政的資源を提供する。 |
エ | ○ | プログラムマネージャは、関連するプロジェクトの調和がとれるようにう、個々のプロジェクトの支援や指導をする。 |
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