必ず受かる情報処理技術者試験

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平成23年度秋季解答

問題36

電子メールの内容の機密性を高めるために用いられるプロトコルはどれか。

IMAP4
POP3
SMTP
S/MIME

解答:エ

<解説>

× IMAP4(Internet Message Access Protocol Version 4)は、インターネットやイントラネット上で、電子メールを保存しているサーバからメールを受信するためのプロトコルである。
× POP3(Post Office Protocol version 3)は、インターネットやイントラネット上で、電子メールを保存しているサーバからメールを受信するためのプロトコルである。
× SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)は、インターネット、イントラネット上で、電子メールを転送するための通信プロトコルである。
S/MIME(Secure / Multipurpose Internet Mail Extensions)とは、電子メールのセキュリティを向上する暗号化プロトコルである。

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問題37

IPの上位プロトコルとして、コネクションレスのデータグラム通信を実現し、信頼性のための確認応答や順序制御などの機能をもたないプロトコルはどれか。

ICMP
PPP
TCP
UDP

解答:エ

<解説>

× ICMP(Internet Control Message Protocol)は、 IP のエラーメッセージや制御メッセージを転送するプロトコルである。
× PPP(Point-to-Point Protocol)は、インターネットへの接続に電話回線とモデムを使用するためのプロトコルである。
× TCP(Transmission Control Protocol)は、IPによるホスト間の伝送路を使って、信頼性のある通信路(コネクション)を実現するプロトコルである。
UDP(User Datagram Protocol)は、IP上で利用されるコネクションレス通信プロトコルである。ストリーミング配信などに使われる。UDPには確認応答や順序制御などの機能はない。

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問題38

ディジタル署名を生成するときに、発信者がメッセージのハッシュ値をディジタル署名に変換するのに使う鍵はどれか。

受信者の公開鍵
受信者の秘密鍵
発信者の公開鍵
発信者の秘密鍵

解答:エ

<解説>

ディジタル署名では、発信者の秘密鍵で暗号化した署名を,受信者が発信者の公開鍵により復号できるか否かにより,その署名が正当な送信者のものであるか否かの検証処理をする。

したがって、エが正解である。

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問題39

フィッシング(phishing)による被害はどれか。

インターネットからソフトウェアをダウンロードしてインストールしたところ、設定したはずのない広告がデスクトップに表示されるようになった。
インターネット上の多数のコンピュータから、公開しているサーバに一斉にパケットが送りこまれたので、当該サーバが一時使用不能になった。
知人から送信されてきた電子メールに添付されていたファイルを実行したところ、ハードディスク上にあった全てのファイルを消失してしまった。
“本人情報の再確認が必要なので入力してください”という電子メールで示されたURLにアクセスし、個人情報を入力したところ、詐取された。

解答:エ

<解説>

フィッシングとは、金融機関などからの正規のメールやWebサイトを装い、暗証番号やクレジットカード番号などを詐取する詐欺行為のことである。

× アドウェアによる被害である。
× Dos攻撃による被害である。
× コンピュータウィルスによる被害である。
フィッシングによる被害である。

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問題40

クライアントとWebサーバの間において、クライアントがWebサーバに送信するデータを検査して、SQLインジェクションなどの攻撃を遮断するためのものはどれか。

SSL-VPN機能
WAF
クラスタ構成
ロードバランシング機能

解答:イ

<解説>

WAF(Web Application Firewall)は、ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からウェブアプリケーションを保護するソフトウェアまたはハードウェアである。

WAFでは、SQLインジェクションやクロスサイト・スクリプティングなどを防ぐことができる。

したがって、イが正解である。

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