- トップページ
- 応用情報技術者
- 平成24年度春季問題
- 平成24年度春季解答・解説
平成24年度春季解答
問題31
DBMSの媒体障害時の回復法はどれか。
ア | 障害発生時、異常終了したトランザクションをロールバックする。 |
イ | 障害時点でコミットしていたが、データベースの実更新がされてないトランザクションをロールフォワードする。 |
ウ | 障害時点で、まだコミットもアボートもしていなかった全てのトランザクションをロールバックする。 |
エ | バックアップコピーでデータベースを復元し、バックアップ取得以降にコミットした全てのトランザクションをロールフォワードする。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | トランザクション障害からの回復方法である。 |
イ | × | システム障害のうち、障害発生直前のチェックポイント後にコミットされたトランザクションに対する回復方法である。 |
ウ | × | システム障害のうち、障害発生直前のチェックポイント後にコミットされていないトランザクションに対する回復方法である。 |
エ | ○ | 媒体装置に障害が発生しているので、媒体装置を代替し、その後次のようにデータベースを回復する。
|
問題32
CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は、フレームの蓄積機能、速度変換機能や交換機能を持っている。 このようなスイッチングハブと同等の機能を持ち、同じプロトコル階層で動作する装置はどれか。
ア | ゲートウェイ |
イ | ブリッジ |
ウ | リピータ |
エ | ルータ |
解答:イ
<解説>
ア | × | ゲートウェイとは、ネットワーク上で、媒体やプロトコルが異なるデータを相互に変換して通信を可能にする機器である。 |
イ | ○ | レイヤ2スイッチの「レイヤ2」とはOSI基本参照モデルの第2層であるデータリンク層を示す。ブリッジは、データリンク層(第2層)の情報を基にフレームの送信ポートを決定し転送するコンピュータネットワーク機器である。 |
ウ | × | リピータとは、ネットワークにおいて、ケーブル上を流れる信号の再生および中継を行う機器である。 |
エ | × | ルータとは、ネットワーク上を流れるデータを他のネットワークに中継する機器である。 |
問題33
TCP/IPネットワークにおけるARPの説明として、適切なものはどれか。
ア | IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコルである。 |
イ | IPネットワークにおける誤り制御のためのプロトコルである。 |
ウ | ゲートウェイ間のホップ数によって経路を制御するプロトコルである。 |
エ | 端末に対して動的にIPアドレスを割り当てるためのプロトコルである。 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | ARP(Address Resolution Protoco)の説明である。ARPとは、TCP/IPネットワークにおいて、IPアドレスからEthernetの物理アドレス(MACアドレス)を求めるのに使われるプロトコルである。 |
イ | × | ICMP(Internet Control Message Protocol)の説明である。 |
ウ | × | RIP(Routing Information Protocol)の説明である。 |
エ | × | DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)の説明である。 |
問題34
二つのIPv4ネットワーク192.168.0.0/23と192.168.2.0/23を集約したネットワークはどれか。
ア | 192.168.0.0/22 |
イ | 192.168.1.0/22 |
ウ | 192.168.1.0/23 |
エ | 192.168.3.0/23 |
解答:ア
<解説>
二つのネットワークは次のように表現される。
問題35
図で示したネットワーク構成において、アプリケーションサーバA上のDBMSのデーモンが異常終了したという事象とその理由を、監視用サーバXで検知するのに有効な手段はどれか。
ア | アプリケーションサーバAから監視用サーバXへのICMP宛到達不能(Destination Unreachable)メッセージ |
イ | アプリケーションサーバAから監視用サーバXへのSNMPトラップ |
ウ | 監視用サーバXからアプリケーションサーバAへのfinger |
エ | 監視用サーバXからアプリケーションサーバAへのping |
解答:イ
<解説>
ア | × | ICMP(Internet Control Message Protocol)とは、IPのエラーメッセージや制御メッセージを転送するプロトコルである。決められたメッセージ以外の通知はできない。 |
イ | ○ | SNMPではサーバで動作するSNMPマネージャと管理対象の端末で動作するSNMPエージェントが様々な通信を行う。平常時には、マネージャが問い合わせや要求などをエージェントに送り、それにエージェントが返信を送ることが多いが、何からの異常が生じた場合などに、エージェント側からマネージャにそのことを通知することがあり、これをSNMPトラップという。 |
ウ | × | Finger ユーザー情報プロトコルは、ユーザー情報など人間に纏わるステータスを交換するための通信プロトコルである。 |
エ | × | pingは、ネットワーク疎通を確認したいホストに対してIPパケットを発行し、そのパケットが正しく届いて返答が行われるかを確認するためのコマンドである。 |
お問い合わせ