必ず受かる情報処理技術者試験

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平成28年度秋季解答

問題6

ヒープソートの説明として、適切なものはどれか。

ある間隔おきに取り出した要素から成る部分列をそれぞれ整列し、更に間隔を詰めて同様の操作を行い、間隔が1になるまでこれを繰り返す。
中間的な基準値を決めて、それよりも大きな値を集めた区分と、小さな値を集めた区分に要素を振り分ける。 次に、それぞれの区分の中で同様な処理を繰り返す。
隣り合う要素を比較して、大小の順が逆であれば、それらの要素を入れ替えるという操作を繰り返す。
未整列の部分を順序木にし、そこから最小値を取り出して整列済の部分に移す。 この操作を繰り返して、未整列の部分を縮めていく。

解答:エ

<解説>

ヒープソートでは、未整列の部分を順序木に構成し、そこから最大値又は最小値を取り出して既整列の部分に移す。これらの操作を繰り返して、未整列部分を縮めていく整列アルゴリズムである。

× シェルソートの説明である。
× クイックソートの説明である。
× バブルソートの説明である。
ヒープソートの説明である。

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問題7

WebSocketによって実現できるのはどれか。

JavaScriptで記述されたプログラムをバックグラウンドで動作させること
Webページで映像や音声を再生すること
Webページにビットマップ形式のデータを描画すること
クライアントのWebブラウザとサーバ間で双方向の通信をすること

解答:エ

<解説>

WebSocketは、コンピュータネットワーク用の通信規格の1つである。 ウェブアプリケーションにおいて、双方向通信を実現するための技術規格である。

× Ajaxの説明である。
× Flashなどのプラグインの説明である。
× JPEGなどの画像フォーマットの説明である。
WebSocketの説明である。

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問題8

すべての命令が5サイクルで完了するように設計された、パイプライン制御のコンピュータがある。 20命令を実行するのには何サイクル必要となるか。 ここで、すべての命令は途中で停止することなく実行でき、1ステージは1サイクルで動作を完了するものとする。

20
21
24
25

解答:ウ

<解説>

以下の図より20個の命令をパイプラインで実行するのに要する時間は、5+(20-1)=24 サイクル必要になる。

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問題9

間接アドレス指定方式のアドレス部で指定するものはどれか。

処理対象データが格納されている記憶場所のアドレス
処理対象データが格納されている記憶場所のアドレスが格納されている記憶場所のアドレス
処理対象データが格納されている記憶場所のアドレスとアドレス計算の基準点との差分
処理対象データ自体

解答:イ

<解説>

間接アドレス指定方式では、命令のアドレス部の指定したメモリの内容を実行アドレスとするアドレス指定方式である。

× 直接アドレス指定方式の説明である。
間接アドレス指定方式の説明である。
× 相対アドレス指定方式の説明である。
× 側値アドレス指定方式の説明である。

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問題10

メモリインタリーブの目的として、適切なものはどれか。

同一のバンクに連続してアクセスしたとき、アクセス時間を短くする。
同一のバンクの連続したアドレスにアクセスしたとき、キャッシュミス発生時のアクセス時間を短くする。
一つのバンクが故障しても、システムが停止しないようにする。
複数のバンクに割り振った連続したアドレスにアクセスしたとき、アクセス時間を短くする。

解答:エ

<解説>

メモリインターリーブとは、メモリのデータ転送を高速化する技術の一つ。複数のメモリバンクに同時並行で読み書きを行うことにより高速化を行う手法である。

× 同一のバンクに連続してアクセスするとき、アクセス時間は短くならない。
× メモリインタリーブには、キャッシュミスという概念はない。
× 一つのバンクが故障した場合、メモリの一部が失われるので、システムが停止することとなる。
複数のバンクに割り振った連続したアドレスにアクセスしたとき、アクセス時間を短くする。

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