- トップページ
- 応用情報技術者
- 平成28年度秋季問題
- 平成28年度秋季解答・解説
平成28年度秋季解答
問題21
フラッシュメモリに関する記述として、適切なものはどれか。
ア | 高速に書換えができ、CPUのキャッシュメモリなどに用いられる。 |
イ | 紫外線で全内容の消去ができる。 |
ウ | 周期的にデータの再書込みが必要である。 |
エ | ブロック単位で電気的に内容の消去ができる。 |
解答:エ
<解説>
フラッシュメモリは、データの消去・書き込みを自由に行うことができ、電源を切っても内容が消えない(不揮発性)半導体メモリの一種である。
USBメモリやSDメモリなどに使用されている。
ア | × | SRAM(Static Random Access Memory)に関する説明である。 |
イ | × | EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)に関する説明である。 |
ウ | × | DRAM(Dynamic RAM)に関する説明である。 |
エ | ○ | フラッシュメモリに関する説明である。 |
問題22
音声を標本化周波数10kHz、量子化ビット数16ビットで4秒間サンプリングして音声データを取得した。 この音声データを、圧縮率1/4のADPCMを用いて圧縮した場合のデータ量は何kバイトか。 ここで、1kバイトは1,000バイトとする。
ア | 10 |
イ | 20 |
ウ | 80 |
エ | 160 |
解答:イ
<解説>
ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)は,アナログ音声をディジタル信号に変換するPCM を改良した方式である。
人間の音声など,自然界の音は大きさが連続していることを利用して,直前の音声データの整数値との差分を記録することで,データ量を削減している。
本問では,10kHz の標本化周波数で,量子化ビット数16 ビット= 2 バイトでサンプリングするので,1 秒間に10k×2 = 20k バイトのデータ量になる。
これを4 秒間実行したときの音声データ量は,20k×4 = 80k バイ トです。
この音声データを,圧縮率1 / 4 のADPCM で圧縮するので,80k×1 / 4 = 20k バイト(イ)のデータ量となる。
問題23
次の条件を満足する論理回路はどれか。 [条件] 階段の上下にあるスイッチA又はBで、一つの照明を点灯・消灯する。 すなわち、一方のスイッチの状態にかかわらず、他方のスイッチで照明を点灯・消灯できる。
ア | AND |
イ | NAND |
ウ | NOR |
エ | XOR |
解答:エ
<解説>
次の条件を満たす論理回路はXORである。
- 2つのスイッチの一方が0で他方が1のときは回路がつながって照明が点灯する。
- 2つのスイッチの両方が0か2つのスイッチの両方が1の場合は、回路が切れて照明が消灯する。
問題24
Webページの設計の例のうち、アクセシビリティを高める観点から最も適切なものはどれか。
ア | 音声を利用者に確実に聞かせるために、Webページの表示時に音声を自動的に再生する。 |
イ | 体裁の良いレイアウトにするために、表組みを用いる。 |
ウ | 入力が必須な項目は、色で強調するだけでなく、項目名の隣に“(必須)”などと明記する。 |
エ | ハイパリンク先の内容が予測できるように、ハイパリンク画像のalt属性にリンク先のURLを付記する。 |
解答:ウ
<解説>
アクセシビリティとは、高齢者・障害者を含む誰もが、さまざまな製品や建物やサービスなどを支障なく利用できるかどうかを示す度合いのことである。
ア | × | 音声自動再生は、静かにWebの閲覧をしたいユーザには迷惑になる。音声自動再生は、閲覧者自身の再生操作によって再生するべきであり自動再生はするべきではない。 |
イ | × | 表組み(table要素)は表形式のデータを表示する場合にのみ使用するべきである。表組みをレイアウトの整形の為に用いるべきではない。 |
ウ | ○ | テキストによる"必須"や"重要"などの解説を追加することでユーザは利用しやすくなり、アクセシビリティの向上となる。 |
エ | × | alt属性にリンク先URLを付記しても内容は予測できない。画像のalt属性をには画像の表題や内容を端的に表した代替テキストを入れるべきである。 |
問題25
動画や音声などのマルチメディアコンテンツのレイアウトや再生のタイミングをXMLフォーマットで記述するためのW3C勧告はどれか。
ア | Ajax |
イ | CSS |
ウ | SMIL |
エ | SVG |
解答:ウ
<解説>
ア | × | Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)は、Webブラウザに実装されているJavaScriptのHTTP通信機能を使って、Webページのリロードを伴わずにサーバとXML形式のデータのやり取りを行って処理を進めていく対話型Webアプリケーションの実装形態である。 |
イ | × | CSS(Cascading Style Sheets)とは、HTML や XML の要素をどのように修飾(表示)するかを指示するものである。文書の構造と体裁を分離させることができる。 |
ウ | ○ | SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)は、WWW上でマルチメディアコンテンツを表現するためのマークアップ言語。静止画、動画、音声、文字(テキスト)などの、位置レイアウト、時間軸上でのレイアウトを、XMLフォーマットで記述することで統合し、再生させることができる。 |
エ | × | SVC(Scalable Vector Graphics)は、XMLによって記述されたベクターグラフィック言語のことである。 |
お問い合わせ