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平成28年度秋季解答
問題71
ある期間の生産計画において、図の部品表で表わされる製品Aの需要量が10個であるとき、部品Dの正味所要量は何個か。 ここで、ユニットBの在庫残が5個、部品Dの在庫残が25個あり、ほかの在庫残、仕掛残、注文残、引当残などはないものとする。
ア | 80 |
イ | 90 |
ウ | 95 |
エ | 105 |
解答:イ
<解説>
- 製品Aの需要量が10個なので、ユニットBは、40個,ユニットCは10個必要である。
ユニットB:10個×4個=40個
ユニットC:10個×1個=10個 - ユニットBは、在庫残が5個あるので35個作成すればよい。ユニットBを作成するために部品Dは、3×35=105個必要である。
- ユニットCは、在庫残がないので10個作成すればよい。ユニットCを作成するために部品Dは、1×10=10個必要である。
- 2と3より部品Dの所要量は105+10=115個である。
- 部品Dは在庫残が25個あるので、115-25=(イ)90個
問題72
クラウドソーシングの説明はどれか。
ア | インターネット上での商取引の決済手段として、ディジタルデータ化された貨幣を使用する。 |
イ | 企業や起業家がインターネット上で事業資金を必要とする目的や内容を告知し、資金提供者を募集する。 |
ウ | 商品の売手がインターネット上で対象商品の内容や希望する販売条件を告知し、入札者が価格を競い落札する。 |
エ | 発注者がインターネット上で発注対象の業務内容や発注条件を告知し、受注者を募集する。 |
解答:エ
<解説>
クラウドソーシングとは、群衆(クラウド)に発注(ソーシング)するという意味の造語で、発注者(依頼主・クライアント)がオンライン上で受注者とつながり、仕事を依頼することができる仕組みです。インターネットに接続できる環境さえあれば、全国の発注者と受注者が仕事をすることができる。
発注者にとっては、従来の一般的なアウトソーシングや外注に比べて、より広い選択肢の中から最適な人材に依頼できる、大量の作業を発注できるといったメリットがあります。また、受注者にとっても、ライフスタイルやライフステージに合わせた働き方を実現することができる新しい雇用形態として、近年大きく注目されている。
ア | × | 電子マネー決済の説明である。 |
イ | × | クラウドファンディングの説明である。 |
ウ | × | インターネットオークションの説明である。 |
エ | ○ | クラウドソーシングの説明である。 |
問題73
ディジタルサイネージの説明として、適切なものはどれか。
ア | 情報技術を利用する機会又は能力によって、地域間又は個人間に生じる経済的又は社会的な格差 |
イ | 情報の正当性を保証するために使用される電子的な署名 |
ウ | ディスプレイに映像、文字などの情報を表示する電子看板 |
エ | 不正利用を防止するためにデータに識別情報を埋め込む技術 |
解答:ウ
<解説>
屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で、ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するメディアを総称して 「デジタルサイネージ」と呼ぶ。
ア | × | ディジタルディバイド(情報格差)の説明である。 |
イ | × | ディジタル署名の説明である。 |
ウ | ○ | ディジタルサイネージの説明である。 |
エ | × | ステガノグラフィの説明である。 |
問題74
ガントチャートを説明したものはどれか。
ア | 作業別に作業内容とその実施期間を棒状に図示したものであり、作業の予定や実績を示す場合に効果的である。 |
イ | 散点グラフにプロットされた要素の、比較的短期間での座標上の移動変化を示す場合に効果的である。 |
ウ | 複数の属性項目の値を線で結び、その値のバランスを評価する場合に効果的である。 |
エ | 棒グラフと折れ線グラフを組み合わせ、管理上の優先度を明示する場合に効果的である。 |
解答:ア
<解説>
ガントチャートは、プロジェクト管理や生産管理などで使われる工程管理図である。作業の日程について予定と実績を対比し、作業の進捗管理に使う。
ガントチャートの特徴は、進捗管理(作業計画に対する実績を把握する)に用いられる。作業の相互関係(依存関係や前後関係)の把握ができない。
ア | ○ | ガントチャートの説明である。 |
イ | × | 散布図の説明である。 |
ウ | × | レーダーチャートの説明である。 |
エ | × | パレート図の説明である。 |
問題75
故障率曲線において、図中のAの期間に実施すべきことはどれか。
ア | 設計段階では予想、できなかった設計ミス、生産工程では発見できなかった欠陥などによって故障が発生するので、出荷前に試運転を行う。 |
イ | 対象の機器・部品が、様々な環境条件の下で使用されているうちに、偶発的に故障が発生するので、予備部品などを用意しておく。 |
ウ | 疲労・摩耗・劣化などの原因によって故障が発生するので、部品交換などの保全作業を行い、故障率を下げる。 |
エ | 摩耗故障が多く発生してくるので、定期的に適切な保守を行うことによって事故を未然に防止する。 |
解答:イ
<解説>
故障率曲線とは,横軸に時間を,縦軸にシステムや機器の故障率をとったグラフのことである。
システムなどの導入期には,最初は高かった故障率が徐々に低下していき,安定運用期には故障率はほぼ変化せず一定値となり,終末期(更改期)には故障率が徐々に増加していく様子が,バスタブを輪切りにした形に近いことから,バスタブ曲線ともいわれている。
ア | × | 設計段階では予想、できなかった設計ミス、生産工程では発見できなかった欠陥などによって故障が発生するので、出荷前に試運転を行うのは導入期に行う。 |
イ | ○ | 対象の機器・部品が、様々な環境条件の下で使用されているうちに、偶発的に故障が発生するので、予備部品などを用意しておくのは、安定期に行う。 |
ウ | × | 疲労・摩耗・劣化などの原因によって故障が発生するので、部品交換などの保全作業を行い、故障率を下げるのは、終末期に行う。 |
エ | × | 摩耗故障が多く発生してくるので、定期的に適切な保守を行うことによって事故を未然に防止するのは、終末期に行う。 |
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