平成31年度春季問題
問題51
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によればプロジェクトマネジメントの“実行のプロセス群”の説明はどれか。
ア | プロジェクトの計画に照らしてプロジェクトパフォーマンスを監視し、測定し、管理するために使用する。 |
イ | プロジェクトフェーズ又はプロジェクトが完了したことを正式に確定するために使用し、必要に応じて考慮し、実行するように得た教訓を提供するために使用する。 |
ウ | プロジェクトフェーズ又はプロジェクトを開始するために使用し、プロジェクトフェーズ又はプロジェクトの目標を定義し、プロジェクトマネージャがプロジェクト作業を進める許可を得るために使用する。 |
エ | プロジェクトマネジメントの活動を遂行し、プロジェクトの全体計画に従ってプロジェクトの成果物の提示を支援するために使用する。 |
問題52
ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。
期間10日間のプロジェクトの、5日間の終了時点の状況は表のとおりである。 この時点でのコスト効率が今後も続くとしたとき、完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。
ア | 110 |
イ | 120 |
ウ | 135 |
エ | 150 |
問題53
図のアローダイアグラムから読み取れることのうち、適切なものはどれか。 ここで、プロジェクトの開始日は1日目とする。
ア | 作業Cを最も早く開始できるのは6日目である。 |
イ | 作業Dはクリティカルパス上の作業である。 |
ウ | 作業Eの余裕日数は30日である。 |
エ | 作業Fを最も遅く開始できるのは11日目である。 |
問題54
ITサービスマネジメントにおける問題管理プロセスにおいて実施することはどれか。
ア | インシデントの発生後に暫定的にサービスを復旧させ、業務を継続できるようにする。 |
イ | インシデントの発生後に未知の根本原因を特定し、恒久的な解決策を策定する。 |
ウ | インシデントの発生に備えて、復旧のための設計をする。 |
エ | インシデントの発生を記録し、関係する部署に状況を連絡する。 |
問題55
ITIL 2011 editionによれば、ITサービス継続性管理における復旧オプションのうち、段階的復旧(コールド・スタンバイ)はどれか。
ア | 遠隔地のデータセンターに機器を設置できる場所を確保しておき、災害時にはコンピュータ機器を設置し、ソフトウェアのセットアップやデータの復元を行って、ITサービスを復旧させる。 |
イ | 遠隔地のデータセンターに本稼働システムと同一構成の機器を準備するとともに、本稼働システムのデータをバックアップしておき、災害時にはその遠隔地のデータセンターに切り替えてITサービスを復旧させる。 |
ウ | 災害時のIT資源の相互利用について他の組織と合意しておき、災害時には他の組織のIT資源を利用してITサービスを復旧させる。 |
エ | 同時に被災する可能性がほとんどない複数のデータセンターにシステムを分散して稼働することによって、一部のデータセンターが被災しても顧客に対するサービスの深刻な停止を引き起こすことなく、ITサービスを即時に復旧させる。 |
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