- トップページ
- 基本情報技術者
- 平成17年度秋季問題
- 平成17年度秋季解答・解説
平成17年度秋季解答
問題61
“商品”表のデータが次の状態のとき、〔ビュー定義〕で示すビュー“収益商品”表に現れる行数が減少する更新処理はどれか。
CREATE VIEW 収益商品 AS SELECT * FROM 商品 WHERE 売値 - 仕入値 >= 40000 |
ア | 型式が R2003 の売値を 130,000 に更新する。 |
イ | 型式が R2003 の仕入値を 90,000 に更新する。 |
ウ | 型式が S2003 の仕入値を 150,000 に更新する。 |
エ | 型式が T2003 の売値を 130,000 に更新する。 |
解答:エ
<解説>
下図よりエが正解である。
問題62
“学生”表と“学部”表に対し次の SQL 文を実行した結果として,正しいものはどれか。
SELECT 氏名 FROM 学生,学部 WHERE 所属 = 学部名 AND 学部.住所 ='新宿' |
解答:イ
<解説>
設問のSQL 文では,学生表と学部表で所属と学部名が等しく,学部表の住所が新宿の人(新宿にある学部に所属している人)の氏名を選択する。
よってイが正解である。
問題63
分散データベースシステムにおいて、一連のトランザクション処理を行う複数サイトに更新可能かどうかを問い合わせ、すべてのサイトが更新可能であることを確認した後、データベースの更新処理を行う方式はどれか。
ア | 2相コミット |
イ | 排他制御 |
ウ | ロールバック |
エ | ロールフォワード |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | 2相コミットは、分散データベースシステムにおいて、一連のトランザクション処理を行う複数サイトに更新可能かどうかを問い合わせ、すべてのサイトが更新可能であることを確認した後、データベースの更新処理を行う方式 |
イ | × | 排他制御は、データベースにアクセスするときにデータの整合性を保つためにアクセスできる権限を必要に応じて制限すること |
ウ | × | ロールバックは、データ更新処理中に論理的障害が発生したときに,ジャーナルファイルの更新前データを使って,更新処理を行う前の状態にデータベースを戻すこと |
エ | × | ロールフォワードは、データベースにディスク障害が出た時にリストアしたバックアップデータに、その後の記録をジャーナルファイルから移して,最新の状態に回復すること |
問題64
電子メールを暗号化することによる効果はどれか。
ア | 暗号化かぎの紛失を防止できる。 |
イ | 電子メールの内容の漏えいを防止できる。 |
ウ | メールサーバの送信記録を改ざんから保護できる。 |
エ | メールサービスの妨害攻撃を防止できる。 |
解答:イ
<解説>
ア | × | 電子メールを暗号化しても暗号化かぎの紛失は防止できない。 |
イ | ○ | 電子メールの内容の漏えいを防止できる。 |
ウ | × | 電子メールを暗号化してもメールサーバの送信記録を改ざんから保護できない。 |
エ | × | 電子メールを暗号化してもメールサービスの妨害攻撃を防止できない。 |
問題65
コンピュータウイルスを発見したときの適切な対処はどれか。
ア | ウイルス感染時の動作特性からウイルス名を特定するために、動作の再現性を確認する。 |
イ | 短時間のうちに広範囲に感染するワームが発見されても、オンライン業務システムとして稼働中の場合は、そのままの状態でウイルス対策を進める。 |
ウ | ネットワークを経由してほかのコンピュータに感染する可能性があるので、まず感染したコンピュータをネットワークから切り離す。 |
エ | メモリ上にウイルスプログラムが展開されている可能性があるので、まずコンピュータの電源を切る。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | ウイルス感染時の動作特性からウイルス名を特定するために、動作の再現性を確認している間に感染が拡大する可能性がある。 |
イ | × | オンライン業務システムとして稼働中の場合でも、まず感染したコンピュータをネットワークから切り離すべきである。 |
ウ | ○ | 正しい記述である。 |
エ | × | メモリ上にウイルスプログラムが展開されている可能性があるので、コンピュータの電源を切るとデータの消失やハードディスクの破損を招く恐れがある。 まず感染したコンピュータをネットワークから切り離すべきである。 |
お問い合わせ