必ず受かる情報処理技術者試験

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平成17年度秋季解答

問題76

QCにおける管理図を説明したものはどれか。

作業の前後関係を整理して矢印で表現したネットワーク図を作成し、工程上のボトルネックを発見して日程計画に役立てる。
中央線と上下一対の限界線を引いて、製品などの特性値をプロットし、品質不良や製造工程の異常を検出して不良原因の除去や再発防止に役立てる。
不良品などの件数や損失金額を原因別に分類し、数値の大きい順に並べてその累積値によって改善効果の高い項目を把握する。
問題に対し、その原因と考えられる要素との関連を魚の骨のような図に整理し、本質的な原因を追求して解決に役立てる。

解答:イ

<解説>

× PERTに関する説明である。
管理図に関する説明である。
× パレート図に関する説明である。
× 特性要因図に関する説明である。

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問題77

図は,製品の製造上のある要因の値 x と品質特性の値 y との関係をプロットしたものである。この図に関する記述のうち,適切なものはどれか。

x から y を推定するためには、二次回帰係数の計算が必要である。
x から y を推定するための回帰式は、yからxを推定する回帰式と同じである。
x と y の相関係数は正である。
x と y の相関係数は負である。

解答:エ

<解説>

散布図は二つの項目の相関関係を表わすのに使う。

プロットした点の集まりが,右上がりであれば正の相関,右下がりであれば負の相関があると考えられます。

全体的に散らばっている場合は相関はないことになります。

図は右下がりなので、負の相関がある。よってエが正解である。

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問題78

発注方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。

単価が高く、調達期間が長い商品は、定期発注方式より定量発注方式の方が適している。
定期発注方式は、多くの商品を同時に発注でき、在庫量の減少を図ることもできる。
定量発注方式では、毎回需要予測を行って発注量を決める。
二棚法を用いて発注を行うと、発注事務作業が容易にでき、需要の変化に的確に対応できる。

解答:イ

<解説>

× 単価が高く、調達期間が長い商品は、定期発注方式より定期発注方式の方が適している
定期発注方式は、多くの商品を同時に発注でき、在庫量の減少を図ることもできる。
× 定期発注方式では、毎回需要予測を行って発注量を決める。
× 二棚法を用いて発注を行うと、発注事務作業が容易にできる。しかし、需要の変化に的確に対応できるわけではない

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問題79

ある工場では表に示す3製品を製造している。実現可能な最大利益は何円か。ここで、各製品の月間需要量には上限があり、組立て工程に使える工場の時間は月間 200 時間までとする。

2,625,000
3,000,000
3,150,000
3,300,000

解答:エ

<解説>

  1. 時間当たりの利益=1個当たりの利益÷1個あたりの組立所要時間を求める
    製品X時間当たりの利益 1,800÷6 =300(円/分)
    製品Y時間当たりの利益 2,500÷10=250(円/分)
    製品Z時間当たりの利益 3,000÷15=200(円/分)

    よって、製品X、製品Y、製品Zの順に利益が高い。
  2. 製品Xを製造した時の利益額と残り時間を計算する。
    製品Xの利益 1,800×1,000=1,800,000(円)
    残り時間 12,000-(6×1,000)=6,000(分)
  3. 次に利益が高い製品Yを製造する。製品Yの1個当たりの組立て所要時間は、 10 分なので、
    製品Yの製造可能個数 6,000÷10
    製品Yの利益 2,500×600=1,500,000(円)
  4. 製品Zを作っている時間はない
  5. 最大利益を計算する
    1,800,000(円)+1,500,000(円)=3,300,000(円 )

よってエが正解である。

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問題80

日本において、産業財産権 (工業所有権) と総称される四つの権利はどれか。

意匠権、実用新案権、商標権、特許権
意匠権、実用新案権、著作権、特許権
意匠権、商標権、著作権、特許権
実用新案権、商標権、著作権、特許権

解答:ア

<解説>

日本において,産業財産権(工業所有権)と総称される四つの権利は「意匠権,実用新案権,商標権,特許権」である。

意匠権
物品のデザインを保護する
実用新案権
物品の構造、形状に関わる考案を保護する
商標権
商品やサービスに使用するマークを保護する
特許権
発明を保護する

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