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平成17年度春季解答
問題71
CRM(Customer Relationship Management)に関する説明として、適切なものはどれか。
ア | 営業部門だけではなく企業内のすべての顧客チャネルで情報を共有し、サービスのレベルを引き上げて顧客満足度を高め、収益向上に結びつける考え方である。 |
イ | 卸売業者・メーカが、小売店の経営活動を支援してその売上と利益を伸ばすことによって、自社との取引拡大につなげる方法である。 |
ウ | 企業全体の経営資源を有効かつ総合的に計画・管理し、経営の効率化を図るための手法である。 |
エ | 生産、在庫、購買、販売、物流などのすべての情報をリアルタイムに交換することによって、サプライチェーン全体の効率を大幅に向上させる経営手法である。 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | 正しい記述である。 |
イ | × | RSS(Retail Support System)に関する説明である。 |
ウ | × | ERP(Enterprise Resource Planning)に関する説明である。 |
エ | × | SCM(Supply Chain Management)に関する説明である。 |
問題72
図は二つの会社の損益分岐点を示したものである。A社とB社の損益分析に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | A社,B社ともに売上高が増加した場合,固定費の少ないB社の利益がA社に比べて増加する。 |
イ | A社では製品1個当たりの変動費が少ないので,損益分岐点を超えた売上高のとき,B社に比べ利益が大きくなる。 |
ウ | 両社の損益分岐点は同じなので,同じ利益を生み出している場合,両社の売上高は同じである。 |
エ | 両社は損益分岐点が同じであり,したがって損益も同じである。 |
解答:イ
<解説>
ア | × | A社,B社ともに売上高が増加した場合は、B社は製品1個当たりの 変動費が多いので、A社の方が利益が大きくなる。 |
イ | ○ | 正しい記述である。 |
ウ | × | A社の方が少ない売上で利益が大きい。 |
エ | × | 損益分岐点を超えるとA社の利益が大きくなる。 |
問題73
標準原価計算の説明として、適切なものはどれか。
ア | 原価要素を変動費と固定費に分類し、変動費を製品原価として計算し、固定費は発生した期間の費用 (期間原価) として計算する。 |
イ | 新製品の企画・開発段階において、目標販売価格から目標利益を差し引いた許容原価を基に目標原価を設定する。 |
ウ | 製品1単位当たりの達成すべき原価を設定し、それを基準に計算した結果と実際原価との原価差異を分析する。 |
エ | 発生した原価を、活動単位に集計して活動コストを求め、それを製品やサービスに割り当てる。 |
解答:ウ
<解説>
標準原価計算とは、過去の生産実績の統計分析など科学的な方法により、ひとつの製品を製造するのに理想的な価格や賃料、投入量などをそれぞれ標準価格、標準消費量などと設定して原価を算出する方法である。
ア | × | 直接原価計算に関する説明である。 |
イ | × | 個別原価計算に関する説明である。 |
ウ | ○ | 標準原価計算に関する説明である。 |
エ | × | 実際原価計算に関する説明である。 |
問題74
系統図法に関する説明として、適切なものはどれか。
ア | 事態の進展とともにいろいろな結果が想定される問題について、望ましい結果に至るプロセスを定める方法である。 |
イ | 複雑な要因の絡み合う事象について、その事象間の因果関係を明らかにする方法である。 |
ウ | ブレーンストーミングを行い、収集した情報で似た内容のものをグループ化し、解決すべき問題点を明確にする方法である。 |
エ | 目的・目標を達成するための手段・方策を順次展開し、最適手段・方策を追求していく方法である。 |
解答:エ
<解説>
系統図法とは新QC七つ道具の1つで, 目的や目標, 結果等のゴールを設定し, それに至るまでの手段や方策となる事柄を系統づけて展開していく手法である。
ア | × | PDPC 法に関する説明である。 |
イ | × | 連関図法に関する説明である。 |
ウ | × | 親和図法に関する説明である。 |
エ | ○ | 系統図法に関する説明である。 |
問題75
特性要因図の説明として、適切なものはどれか。
ア | 原因と結果の関連を魚の骨のような形態に整理して体系的にまとめ、結果に対してどのような原因が関連しているかを明確にする。 |
イ | 時系列データのばらつきを折れ線グラフで表し、管理限界線を利用して客観的に管理する。 |
ウ | 収集したデータを幾つかの区間に分類し、各区間に属するデータの個数を棒グラフとして描き、品質のばらつきをとらえる。 |
エ | データを幾つかの項目に分類し、横軸方向に大きさの順に棒グラフとして並べ、累積値を折れ線グラフで描き、問題点を整理する。 |
解答:ア
<解説>
特性要因図(フィッシュボーンチャート)とは、特性(製品の性能や機能を云う)と、それに影響を及ぼすと思われる要因 (特性に影響を与える原因となりうること)との関連を系統的に網羅して図解(魚の骨のようになる)したものである。
ア | ○ | 特性要因図に関する説明である。 |
イ | × | 管理図に関する説明である。 |
ウ | × | ヒストグラムに関する説明である。 |
エ | × | パレート図に関する説明である。 |
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