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平成18年度春季解答
問題1
16 進小数 2A.4C と等しいものはどれか。
ア | 25 +23 +21 +2-2 +2-5 +2-6 |
イ | 25 +23 +21 +2-1 +2-4 +2-5 |
ウ | 26 +24 +22 +2-2 +2-5 +2-6 |
エ | 26 +24 +22 +2-1 +2-4 +2-5 |
解答:ア
<解説>
- 16 進小数 2A.4C を2進数に変換する。
- 2進数の桁の値と重みより変換する。
- 2より25 +23 +21 +2-2 +2-5 +2-6となる。
よって正解はアとなる。
問題2
次の計算は何進法で成立するか。
131 - 45 = 53
ア | 6 |
イ | 7 |
ウ | 8 |
エ | 9 |
解答:イ
<解説>
1の位に注目すると、7進数なのが分かる。よってイが正解である。
問題3
負数を2の補数で表現する固定小数点表示法において、 n ビットで表現できる整数の範囲はどれか。ここで、小数点の位置は最下位ビットの右とする。
ア | -2n ~ 2n-1 |
イ | -2n-1 -1 ~ 2n-1 |
ウ | -2n-1 ~ 2n-1 -1 |
エ | -2n-1 ~ 2n-1 |
解答:ウ
<解説>
負数を2の補数において、nビットで表現できる整数の範囲は次のようになる。
- 負数 -2n-1~-1
- 0および整数 0~ 2n-1 -1(0を含むので最大数が1だけ小さくなる)
従って、2n個のビットパターンで-2n-1 ~ 2n-1 -1の範囲の整数が表現できる。
よってウが正解である。
問題4
数値を図に示す 16 ビットの浮動小数点形式で表すとき,10 進数 0.25 を正規化した表現はどれか。ここでの正規化は,仮数部の最上位けたが 0 にならないように指数部と仮数部を調節する操作とする。
解答:ウ
<解説>
- 10 進数 0.25 を2進数に変換する。
上図より0.2510=(0.01)2となる。 - (0.01)2を正規化する。
(0.1)×2-1 となる。 - 浮動小数点形式で表すと次のようになる。
S: 仮数部の符号 0(正) e: 指数部 2の補数で表現すると-1は(1111) f: 仮数部 10000000000(小数点以下の2進数の表示)
よってウが正解である。
問題5
浮動小数点表示の仮数部が 23 ビットであるコンピュータで計算した場合、情報落ちが発生する計算式はどれか。ここで、( )2内の数は2進法で表示されている。
ア | (10.101)2×2-16 - (1.001)2×2-15 |
イ | (10.101)2×216 - (1.001)2×216 |
ウ | (1.01)2×218 + (1.01)2×2-5 |
エ | (1.001)2×220 + (1.1111)2×221 |
解答:ウ
<解説>
情報落ちとは、大きな値と小さな値を加減算したときに、小さな値が無視されてしまう現象のことである。 仮数部のビット数が23ビットなので、情報落ちが発生するのは、加減算する数値の絶対値の差が223以上あるときです。この条件を満たすのはウだけである。よって正解はウである。
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