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平成19年度秋季解答
問題46
ボトムアップテストの特徴として,適切なものはどれか。
ア | 開発の初期の段階では,並行作業が困難である。 |
イ | スタブが必要である。 |
ウ | テスト済みの上位モジュールが必要である。 |
エ | ドライバが必要である。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 開発の初期の段階から並行作業が可能である。 |
イ | × | トップダウンテストでは、スタブが必要である。 |
ウ | × | トップダウンテストでは、テスト済みの上位モジュールが必要である。 |
エ | ○ | ボトムアップテストでは、ドライバが必要である。 |
問題47
プログラムテストの管理図において,図のようにすべての線が横ばい状態になった。この状況から推測できることとして,適切なものはどれか。
ア | 解決困難なバグに直面しており,その後のテストが進んでいない。 |
イ | テスト項目の消化実績が上がっており,バグの発生がなくなった。 |
ウ | バグが多発し,テスト項目の消化実績が上がらなくなった。 |
エ | バグ発生とテスト項目消化の比率が一致し,未解決バグがなくなった。 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | 未消化テスト項目数,未解決バグ数が減らず横ばいであることから、解決困難なバグに直面し,テストが進んでいない状況にあることが分かる。 |
イ | × | 未消化テスト項目数が横ばいなので、消化実績が上がっていない。バグの発生はある。 |
ウ | × | 検出バグ数が横ばいなので、バグは多発していない。 |
エ | × | 未解決バグは存在する。 |
問題48
次のアローダイアグラムで表される作業 A ~ H を見直したところ,作業 D だけが短縮可能であり,その所要日数を6日間にできることが分かった。業務全体の所要日数は何日間短縮できるか。ここで,矢印に示す数字は各作業の標準日数を表す。
ア | 1 |
イ | 2 |
ウ | 3 |
エ | 4 |
解答:ウ
<解説>
短縮前では、1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 6 → 7で31日。
短縮後では1 → 2 → 3 → 6 → 7の28日。
よって正解はウである。
問題49
あるプロジェクトの工数配分は表のとおりである。基本設計からプログラム設計までは計画どおり終了した。現在はプログラミング段階であり,3,000 本のプログラムのうち 1,200 本が完成したところである。プロジェクト全体の進捗度は何%か。
ア | 40 |
イ | 44 |
ウ | 54 |
エ | 59 |
解答:ウ
<解説>
- 基本設計からプログラム設計までの進捗度を計算する。
0.08+0.16+0.20=0.44(44%) - プログラミングの進捗度を計算する。プログラミングは、3,000 本のプログラムのうち 1,200 本が完了している。
1200÷3000=0.4 また、プログラミングの工数配分は0.25なので、 0.4×0.25=0.1(10%)となる。 - 基本設計~プログラミングまでの進捗度を計算する。
44+10=54
よってウが正解である。
問題50
データベースのロールバック処理を説明したものはどれか。
ア | 更新後ジャーナルを用いて,トランザクション開始後の障害直前の状態にまでデータを復旧させる。 |
イ | 更新後ジャーナルを用いて,トランザクション開始直前の状態にまでデータを復旧させる。 |
ウ | 更新前ジャーナルを用いて,トランザクション開始後の障害直前の状態にまでデータを復旧させる。 |
エ | 更新前ジャーナルを用いて,トランザクション開始直前の状態にまでデータを復旧させる。 |
解答:エ
<解説>
ロールバックとは、データベース処理において、トランザクション処理中にエラーが発生した場合に、ジャーナルファイルの更新前の情報を用いて、トランザクション処理の開始前の状態に戻す。
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