必ず受かる情報処理技術者試験

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平成19年度秋季解答

問題56

PCM 伝送方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのディジタルデータに変換し,圧縮処理しないで転送したところ,転送速度は 64,000 ビット/秒であった。このときサンプリング間隔は何マイクロ秒か。

15.6
46.8
125
128

解答:ウ

<解説>

  1. 1秒間のサンプリング回数を計算する。
    転送速度が64,000ビット/秒なので,8ビットのディジタルデータを1秒当たり64,000÷8=8,000回
  2. サンプリング間隔を計算する。
    1÷8,000=0.000125秒=125マイクロ秒

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問題57

CSMA/CD 方式の LAN で用いられるブロードキャストによるデータ伝送の説明として,適切なものはどれか。

すべてのノードに対して,送信元から順番にデータを伝送する。
選択された複数のノードに対して,一度の送信でデータを伝送する。
選択された複数のノードに対して,送信元から順番にデータを伝送する。
同一セグメント内のすべてのノードに対して,一度の送信でデータを伝送する。

解答:エ

<解説>

ブロードキャストは、同時通報と言う意味で、不特定多数に同じ情報を同時に送ること。ネットワーク上にある、すべてのネットワーク端末(ノード)に対して同時に同じデータを送信する。

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問題58

ネットワーク機器の一つであるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)の機能として,適切なものはどれか。

LAN ポートに接続された端末に対して,IP アドレスの動的な割当てを行う。
受信したパケットを,あて先 MAC アドレスが存在する LAN ポートだけに転送する。
受信したパケットを,すべての LAN ポートに転送(ブロードキャスト)する。
受信したパケットを,ネットワーク層で分割(フラグメンテーション)する。

解答:イ

<解説>

スイッチングハブとは、スイッチング機能を持ったハブ(集線装置)のことである。

通常のシェアードハブは、送られて来たデータを接続するすべての端末に転送する。

これに対し、スイッチングハブは、送られて来たデータの中に含まれる送信先のアドレスを読み取り、そのアドレスの端末にのみデータを送る。このため、スイッチングハブを使っている場合は、ネットワーク全体の負荷が軽減し、セキュリティが向上することになる。

× DHCPプロトコルに関する説明である。
スイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)に関する説明である。
× リピータハブに関する説明である。
× ルータに関する説明である。

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問題59

関係データベースの表 a に対して,表 b,表 c を得る操作の組合せとして,適切なものはどれか。

解答:エ

<解説>

関係データベースの表操作には次のものがある。

選択( selection )
条件に合う行を抽出する操作
射影( projection )
条件に合う列を抽出する操作
結合( join )
複数の表を結合して一つの表にする操作

表bは表aの中から地域が「本州」の行を取り出しているので、表bを得る操作は選択である。

表cは表aの中から「山岳名称」の列を取り出しているので、表cを得る操作は射影である。

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問題60

E-R 図に関する記述として,適切なものはどれか。

関係データベースへの実装を前提に作成する。
業務上の各プロセスとデータの関係を明らかにする。結果として導かれる実体問の関連は,業務上の各プロセスを表現する。
業務で扱う情報を抽象化し,実体及び実体間の関連を表現する。
データの生成から消滅に至るプロセスを表現する。

解答:ウ

<解説>

× 関係データベースへの実装を前提に作成するものではない。
× 業務上の各プロセスとデータの関係を明らかにし、結果として導かれる実体間の関連が業務上の各プロセスを表現するのは、データフローダイアグラム=DFDである。
業務で扱う情報を抽象化し,実体及び実体間の関連を表現する。
× データの生成から消滅に至るプロセスは表現できない。

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