- トップページ
- 基本情報技術者
- 平成19年度秋季問題
- 平成19年度秋季解答・解説
平成19年度秋季解答
問題71
SCM を説明したものはどれか。
ア | 営業部門だけではなく企業内のすべての顧客チャネルで情報を共有し,サービスのレベルを引き上げて顧客満足度を高め,業績向上に結びつける手法である。 |
イ | 卸売業者・メーカが,小売店の経営活動を支援してその売上と利益を伸ばすことによって,自社との取引拡大につなげる手法である。 |
ウ | 企業全体の経営資源を有効活用できるように統合的に管理し,経営の効率を向上させる手法である。 |
エ | 生産,在庫,購買,販売,物流など関連の企業間で情報を共有することによって,全体の効率を向上させる手法である。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | CRM(Customer Relationship Management)に関する説明である。 |
イ | × | RSS(Retail Support System)に関する説明である。 |
ウ | × | ERP(Enterprise Resource Planning)に関する説明である。 |
エ | ○ | SCM(Supply Chain Management)に関する説明である。 |
問題72
営業損益の計算式はどれか。
ア | 売上高-売上原価 |
イ | 売上高-売上原価-販売費及び一般管理費 |
ウ | 売上高-売上原価-販売費及び一般管理費+営業外損益 |
エ | 売上高-売上原価-販売費及び一般管理費+営業外損益+特別損益 |
解答:イ
<解説>
ア | × | 売上総利益=売上高-売上原価 |
イ | ○ | 営業損益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費 |
ウ | × | 経常利益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費+営業外損益 |
エ | × | 税引き前当期利益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費+営業外損益+特別損益 |
問題73
販売価格が 14 万円の製品を製造する案として,表の A 案と B 案がある。月当たりの販売数量が 500 個の場合,A 案と B 案の評価のうち,適切なものはどれか。
ア | A 案,B 案ともに利益が出ない。 |
イ | A 案と B 案の利益は等しい。 |
ウ | A 案の方が利益が多い。 |
エ | B 案の方が利益が多い。 |
解答:イ
<解説>
- A 案の利益
-
A 案の利益 = 販売単価×販売数量-(固定費+変動費単価×販売数量) = 14万円×500個-(1,500万円+9万円×500個) = 7,000万円-6,000万円 = 1,000万円 - B 案の利益
-
B 案の利益 = 販売単価×販売数量-(固定費+変動費単価×販売数量) = 14万円×500個-(2,500万円+7万円×500個) = 7,000万円-6,000万円 = 1,000万円
よって、A 案と B 案の利益は等しい。
問題74
ABC 分析を適用する事例はどれか。
ア | 顧客が買物をしたときの購入商品の組合せを把握したい。 |
イ | 商品ごとの販売金額や粗利益額から,売れ筋商品を把握したい。 |
ウ | 商品の品切れを起こさないように,きめ細かな販売見込数量を把握したい。 |
エ | 地域ごとのオピニオンリーダにアンケート調査を行い,市場ニーズを把握したい。 |
解答:イ
<解説>
ABC分析とは「重点分析」とも呼ばれ在庫管理などで原材料、製品(商品)等の管理に使われる手法である。
要素項目の重要度や優先度を明らかにするための分析手法である。
問題75
パレート図を説明したものはどれか。
ア | 原因と結果の関連を魚の骨のような形態に整理して体系的にまとめ,結果に対してどのような原因が関連しているかを明確にする。 |
イ | 時系列的に発生するデータのばらつきを折れ線グラフで表し,管理限界線を利用して客観的に管理する。 |
ウ | 収集したデータを幾つかの区間に分類し,各区間に属するデータの個数を棒グラフとして描き,品質のばらつきをとらえる。 |
エ | データを幾つかの項目に分類し,出現頻度の大きさの順に棒グラフとして並べ,累積和を折れ線グラフで描き,問題点を絞り込む。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 特性要因図に関する説明である。 |
イ | × | 管理図に関する説明である。 |
ウ | × | ヒストグラムに関する説明である。 |
エ | ○ | パレート図に関する説明である。 |
お問い合わせ