必ず受かる情報処理技術者試験

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平成22年度春季問題

問題60

内部統制の観点から,組織内の相互牽(けん)制の仕組みで,データのインテグリティが確保できる体制はどれか。

業務ニーズにそった効率の良いデータ入力システムを実現するため,情報システム部門がデータ入力システムを開発してデータ入力する。
情報システム部門の担当者は,その経験を生かし,システム開発においてデータの整合性が保てるように,長期間,同一部署に配置する。
情報システム部門の要員が他部門に異動する場合は,関連する資料をもたせ,システムトラブルなどの緊急時に戦力となるようにする。
情報システム部門は,データを入力する利用部門からの独立を保ち,利用部門がデータの正確性を維持できるようにする。

内部統制の観点から,組織内の相互牽(けん)制の仕組みで,データのインテグリティが確保できる体制はどれか。

業務ニーズにそった効率の良いデータ入力システムを実現するため,情報システム部門がデータ入力システムを開発してデータ入力する。
情報システム部門の担当者は,その経験を生かし,システム開発においてデータの整合性が保てるように,長期間,同一部署に配置する。
情報システム部門の要員が他部門に異動する場合は,関連する資料をもたせ,システムトラブルなどの緊急時に戦力となるようにする。
情報システム部門は,データを入力する利用部門からの独立を保ち,利用部門がデータの正確性を維持できるようにする。

解答:エ

<解説>

相互牽制とは、特定の社員や部門に、職務や権限を集中させないようにする仕組みである。
また、インテグリティ(Integrity、完全性)は、情報及び処理方法が、正確であること及び完全であることを保護することである。

× 情報システム部門がデータ入力システムを開発して、データを入力したのでは相互牽制が機能しない。
× 長期間,同一部署に配置されると相互牽制が機能しない。
× 移動先の他部門へ関連する資料を持ち出すのはセキユリティ上望ましくない。。
情報システム部門と利用部門の間で相互牽制が働く。