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平成23年度特別解答
問題1
論理式と等しいものはどれか。ここで, ・は論理積,+は論理和,XはXの否定を表す。
ア | A・B+A・C |
イ | A・B+A・C |
ウ | (A+B)・(A+C) |
エ | (A+B)・(A+C) |
解答:ア
<解説>
ド・モルガンの法則により論理式を等価変換すると,次のようになる。
問題2
三つの実数X~Zとそれぞれの近似値が次の場合,相対誤差の小さい順に並べたものはどれか。
ア | X,Y,Z |
イ | Y,Z,X |
ウ | Z,X,Y |
エ | Z,Y,X |
解答:エ
<解説>
相対誤差は、真の値に対する絶対誤差の割合であり、次の式で求めることができる。
絶対誤差 | = | |近似値-真の値| |
相対誤差 | = | (絶対誤差)÷真の値 |
よって
X | : | |1-1.02| ÷ 1.02 = 0.02 ÷ 1.02 ≒ 0.019 |
Y | : | |2-1.97| ÷ 1.97 = 0.03 ÷ 1.97 ≒ 0.015 |
Z | : | |5-5.05| ÷ 5.05 = 0.05 ÷ 5.05 ≒ 0.0099 |
となる。相対誤差の小さい順は「Z,Y,X」となる。
問題3
表は,文字A~Eを符号化したときのピット表記と,それぞれの文字の出現確率を表したものである。1文字当たりの平均ピット数は幾らになるか。
ア | 1.6 |
イ | 1.8 |
ウ | 2.5 |
エ | 2.8 |
解答:イ
<解説>
平均ビット数は、ビット長×出現確率の合計で計算することができる。
- ビット長×出現確率を計算する。
- 合計を計算する。
0.5+0.6+0.3+0.2+0.2= 1.8
問題4
次の表は,文字列を検査するための状態遷移表である。検査では,初期状態を aとし,文字列の検査中に状態が eになれば不合格とする。
解答群で示される文字列のうち,不合格となるものはどれか。ここで,文字列は左端から検査し,解答群中の△は空白を表す。
ア | +0010 |
イ | -1 |
ウ | 12.2 |
エ | 9.△ |
解答:ウ
<解説>
ア | × | a(初期状態)→c(+:符号)→b(0:数字)→b(0:数字)→b(1:数字)→b(0:数字)→合格 |
イ | × | a(初期状態)→c(-:符号)→b(1:数字)→合格 |
ウ | ○ | a(初期状態)→b(1:数字)→b(2:数字)→d(.:小数点)→e(2:数字)→不合格 |
エ | × | a(初期状態)→b(9:数字)→d(.:小数点)→a(△:空白)→合格 |
問題5
空の2分探索木に,8,12,5,3,10 7,6の順にデータを与えたときにできる2分探索木はどれか。解答:エ
<解説>
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