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平成23年度特別解答
問題66
SWOT分析を説明したものはどれか。
ア | 企業の財務諸表を基に,収益性及び安全性を分析する手法である。 |
イ | 経営戦略を立てるために,自社の強みと弱み,機会と脅威を分析する手法である。 |
ウ | 自社製品・サービスの市場での位置付けや評価を明らかにする手法である。 |
エ | 自社製品の価格設定のために,市場での競争力を分析する手法である。 |
解答:イ
<解説>
SWOT分析とは、企業が戦略立案する際に使われる分析手法。
企業や組織の「強み(Strengths)」 、「弱み (Weaknesses)」、「機会 (Opportunities)」、「脅威 (Threats) 」を評価・分析する。
問題67
ある製品の設定価格と期待需要の関係が1次式で表せるとき,【 a 】に入る適切な数値はどれか。
(1)設定価格を 3,000 円にすると,需要は 0 になる。
(2)設定価格を 1,000 円にすると,需要は 60,000 個になる。
(3)設定価格を 1,500 円にすると,需要は【 a 】個になる。
ア | 30,000 |
イ | 35,000 |
ウ | 40,000 |
エ | 45,000 |
解答:エ
<解説>
設定価格をx,期待需要をD,aとbを定数とすると,設定価格と期待需要の関係は1次式
D | = | ax+b |
で表すことができる。
(1)より x=3,000のとき,y=0なので3,000a+b = 0
(2)より x=1,000のとき,y=60,000なので1,000a+b=60,000
a,bについて解くとa=-30,b=90,000となるので,1次式に代入すると
D=-30x+90,000
となる。
(3)より設定価格をx=1,500とすると期待需要はD=-30×1,500+90,000=45,000円となる。
問題68
SFA(Sales Force Automation)の基本機能の一つであるコンタクト管理について説明しているものはどれか。
ア | 営業担当者からの問合せに対して迅速に回答することによって,営業効率を高める |
イ | 顧客への対応を営業担当者が個別に行うのではなく,営業組織全体で行うことによって受注率を向上させる。 |
ウ | 顧客訪問日,営業結果などの履歴を管理し,見込客や既存客に対して効果的な営業活動を行う。 |
エ | 個人レベルで蓄積している営業テクニックを洗い出して共有化し,営業部門全体のレベル向上を図る。 |
解答:ウ
<解説>
SFA(Sales Force Automation:営業支援システム)とは、営業支援のために使う情報システム、またはそのシステムを使い営業活動を効率化することである。
SFAの基本機能には、進捗管理機能(コンタクト管理、行動管理、評価・実績管理)や情報共有機能などがある。
コンタクト管理とは、顧客を名簿レベルだけではなく、「いつ」「どこで」「だれが」「どういう内容で」連絡を取ったり、訪問したりといった履歴を一元管理し、その後の営業活動に活用することである。
問題69
小売業におけるフランチャイズチェーンを説明したものはどれか。
ア | 卸売業者が主導し,多数の小売業者が自発的に参加して,それぞれの独立性を保ちながら共同化の利点を生かす運営を行う組織形態である。 |
イ | 多数の小売業者が主宰して設立する共同仕入や共同在庫管理,共同商品開発などを行う運営組織形態である。 |
ウ | 地域開発事業によって計画的に形成された商業集積地域内に,集中して出店する組織形態である。 |
エ | 本部が加盟店に対し,一定の対価を徴収して商標や標識の使用権を与え,経営指導や援助をして,販売活動をさせる組織形態である。 |
解答:エ
<解説>
フランチャイズチェーンとは、企業本部が加盟店に対し、商号・商標の使用を許諾するとともにノウハウを供与し、あわせて一定地域内における独占的販売権を与え、その見返りに特約料を徴収するという小売形態である。
問題70
電子自治体において, G to Bに該当するものはどれか。
ア | 自治体内で電子決裁や電子公文書管理を行う。 |
イ | 自治体の利用する物品や資材の電子調達,電子入札を行う。 |
ウ | 住民基本台帳ネットワークによって,自治体間で住民票データを送受信する。 |
エ | 住民票や戸籍謄本,婚姻届,パスポートなどを電子申請する。 |
解答:イ
<解説>
G to B(Government to Business )とは、電子商取引の一形態。企業が政府や自治体と行う電子商取引のことである。
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