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平成22年度秋季解答
問題16
バランススコアカードで企業業績を評価する四つの視点として一般的なものは、"財務"、"内部ビジネスプロセス"及び"学習と成長"ともう一つはどれか。
ア | 顧客 |
イ | 情報 |
ウ | 戦略 |
エ | 品質 |
解答:ア
<解説>
バランスト・スコアカードにおける4つの視点は次のものである。
- 財務の視点
- 株主や従業員などの利害関係者の期待にこたえるため、企業業績として財務的に成功するためにどのように行動すべきかの指標を設定する。
- 顧客の視点
- 企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。
- 内部ビジネスプロセスの視点
- 財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。
- 学習と成長の視点
- 企業のビジョンを達成するために組織や個人として、どのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。
問題17
経営戦略に基づいた情報システム戦略の策定とその実現に直接の責任をもつ役職はどれか。
ア | CCO |
イ | CFO |
ウ | CIO |
エ | COO |
解答:ウ
<解説>
ア | × | CCO(Chief Customer Officer:最高顧客責任者)は、顧客満足(CS,Customer satisfaction)の責任を負う役職である。 |
イ | × | CFO(Chief Financial Officer:最高財務責任者)は、財務に関する業務執行を統括する役職である。 |
ウ | ○ | CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)は、自社の経営戦略に合わせて情報化戦略を立案、実行する役職である。 |
エ | × | COO(Chief Operating Officer:最高執行責任者)は、事業運営に関する業務執行を統括する役職である。 |
問題18
A社では前年度に実施したビジネス戦略の評価を進めている。表に示す条件の場合、総合評価の評点は何点か。
【総合評価の方法】
(1)戦略項目ごとの評価方法・基準によって評点を求める。
(2)(1)の評点に重み付けしたものを合計して総合評価の評点を求める。
ア | 75 |
イ | 82 |
ウ | 85 |
エ | 105 |
解答:ウ
<解説>
- 売上高増加率の実績は、2.4%なので、110点。
評価重み付けにより、110×0.5=55点。 - 新製品開発件数の実績は、1件なので、100点。
評価重み付けにより、100×0.3=30点。 - 顧客満足度の実績は、4で目標と実績が同じなので0点。
評価重み付けにより、0×0.2=0点。 - 1~3を加算する。
55+30=85点
問題19
損益計算書に記載されているA~Eの五つの利益のうち、Cに当てはまるものはどれか。
ア | 売上総利益 |
イ | 営業利益 |
ウ | 経常利益 |
エ | 当期純利益 |
解答:ウ
<解説>
- 解答群のAからEの利益は次のとおりである。
- またA~Eは次の式で計算される。
A:売上総利益 = 売上高 -売上原価 = 100 - 75 = 25 B:営業利益 = 売上総利益 -販売費及び一般管理費 = 25-10 = 15 C:経常利益 = 営業利益+営業外収益-営業外費用 = 15+3-7 = 11 D:税引前当期純利益 = 経常利益+特別収益-特別損失 = 11-2 = 9 E:当期純利益 = 税引き前当期純利益 - 法人税・住民税及び事業税 = 9-3 = 6
問題20
ベンダに対して行う検収を説明したものはどれか。
ア | ベンダから取り寄せた見積書を確認し、それに基づいて注文を行うこと |
イ | ベンダからの納品物が要求した仕様どおりであるかの確認を行うこと |
ウ | ベンダに対して、システム提案の検討依頼を行うこと |
エ | ベンダに対して、情報収集のための情報提供依頼を行うこと |
解答:イ
<解説>
ア | × | 発注作業にて行う作業である。 |
イ | ○ | 検収作業にて行う作業である。 |
ウ | × | RFP(Request For Proposal:提案依頼書)の依頼作業である。 |
エ | × | RFI(Request For Information:情報提供依頼書)の依頼作業である。 |
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