必ず受かる情報処理技術者試験

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平成24年度秋季問題

問題3

配列を用いてスタックを実現する場合の構成要素として、最低限必要なものはどれか。

スタックに最後に入った要素を示す添字の変数
スタックに最初に入った要素と最後に入った要素を示す添字の変数
スタックに一つ前に入った要素を示す添字の変数を格納する配列
スタックの途中に入っている要素を示す添字の変数

配列を用いてスタックを実現する場合の構成要素として、最低限必要なものはどれか。

スタックに最後に入った要素を示す添字の変数
スタックに最初に入った要素と最後に入った要素を示す添字の変数
スタックに一つ前に入った要素を示す添字の変数を格納する配列
スタックの途中に入っている要素を示す添字の変数

解答:ア

<解説>

スタックとは、ある場所に格納したデータを、新しく格納した順に取り出すようにする方式。一番古く格納されたデータが一番最後に取り出される、LIFO(Last In, First Out:後入れ先出し)型のバッファのことである。

  1. スタックに新しい値を格納する場合は、最後に値が格納された領域の1つ上の領域に格納する。
  2. 新しい値の格納により最後に値が格納された領域が一つ上に移動する。
  3. スタックから値を取り出すときは、最後に値が格納された領域から取り出す。
  4. 値を取り出すことにより最後に値が格納された領域の位置が1つ下に移動する。

したがって、スタックへの値の出し入れを表現するには、最低でも最後に値が格納された領域を示す添え字を用いればよい。したがってアが正解である。