平成26年度春季問題
問題6
従業員番号と氏名の対がn 件格納されている表に線形探索法を用いて、与えられた従業員番号から氏名を検索する。 この処理における平均比較回数を求める式はどれか。 ここで、検索する従業員番号はランダムに出現し、探索は常に表の先頭から行う。 また、与えられた従業員番号がこの表に存在しない確率をa とする。
問題7
プログラム言語におけるデータ型に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 実数型は、有限長の2進数で表現され、数学での実数集合と一致する。 |
イ | 整数型は、2の補数表示を使用すると8ビットでは-128~127が扱える。 |
ウ | 文字型は、英文字と数字の集合を定めたものである。 |
エ | 論理型は、AND、OR、NOTの三つの値をもつ。 |
問題8
100MIPSのCPUで動作するシステムにおいて、タイマ割込みが1ミリ秒ごとに発生し、タイマ割込み処理として1万命令が実行される。 この割込み処理以外のシステムの処理性能は、何MIPS相当になるか。 ここで、CPU稼働率は100%、割込み処理の呼出し及び復帰に伴うオーバヘッドは無視できるものとする。
ア | 10 |
イ | 90 |
ウ | 99 |
エ | 99.9 |
問題9
メイン処理、及び表に示す二つの割込みA、Bの処理があり、多重割込みが許可されている。 割込みA、Bが図のタイミングで発生するとき、0ミリ秒から5ミリ秒までの間にメイン処理が利用できるCPU時間は何ミリ秒か。 ここで、割込み処理の呼出し及び復帰に伴うオーバヘッドは無視できるものとする。
ア | 2 |
イ | 2.5 |
ウ | 3.5 |
エ | 5 |
問題10
命令のアドレス部から実効アドレスを生成する方式のうち、絶対アドレス方式はどれか。
ア | 基準アドレスとしてスタックポインタの値を用い、命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し、実効アドレスを生成する。 |
イ | 基準アドレスとして命令アドレスレジスタの値を用い、命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し、実効アドレスを生成する。 |
ウ | 命令のアドレス部で指定したメモリの内容を、実効アドレスとする。 |
エ | 命令のアドレス部の値をそのまま実効アドレスとする。 |
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