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平成26年度春季解答
問題66
社内の業務システムの要件定義の承認を担う責任者に含まれるのはどれか。
ア | 開発要員を派遣している派遣元の責任者 |
イ | システムの運用・保守を担当している部門の責任者 |
ウ | 当システムのRFP発行先の全てのベンダの責任者 |
エ | プロジェクト管理で使用する進捗管理ツールの提供元の責任者 |
解答:イ
<解説>
ア | × | 派遣労働者は、派遣先の指揮命令に従って開発業務を遂行する。 |
イ | ○ | システムの用件定義の承認は、そのシステムの開発、運用、などに関連する部署やそのシステムを利用する部署といったシステムに関わる全ての部署の責任者によって行われる。 |
ウ | × | RFPを発行したベンダのうち、最も良い条件の提案書を提示したベンダがシステム開発を行う。 |
エ | × | ツールの提供元がシステム開発に関係することはない。 |
問題67
ダイバーシティマネジメントの説明はどれか。
ア | 従業員が仕事と生活の調和を図り、やりがいをもって業務に取り組み、組織の活力を向上させることである。 |
イ | 性別や年齢、国籍などの面で従業員の多様性を尊重することによって、組織の活力を向上させることである。 |
ウ | 自ら設定した目標の達成を目指して従業員が主体的に業務に取り組み、その達成度に応じて評価が行われることである。 |
エ | 労使双方が労働条件についての合意を形成し、協調して収益の増大を目指すことである。 |
解答:イ
<解説>
ダイバーシティマネジメントとは、従業員 の様々な個性を基とした違いを企業内に 取り入れ、活用することにより、組織力を強化することである。
ア | × | ワークライフバランスである。 |
イ | ○ | ダイバーシティマネジメントの説明である。 |
ウ | × | 目標管理制度(MBO)の説明である。 |
エ | × | 労使協調の説明である。 |
問題68
バリューチェーンによる分類はどれか。
ア | 競争要因を、新規参入の脅威、サプライヤの交渉力、買い手の交渉力、代替商品の脅威、競合企業の五つのカテゴリに分類する。 |
イ | 業務を、購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービスという五つの主活動と、人事・労務管理などの四つの支援活動に分類する。 |
ウ | 事業の成長戦略を、製品(既存・新規)と市場(既存・新規)の2軸を用いて、市場浸透、市場開発、製品開発、多角化の4象限のマトリックスに分類する。 |
エ | 製品を、市場の魅力度と自社の強みの2軸を用いて、花形、金のなる木、問題児、負け犬の4象限のマトリックスに分類する。 |
解答:イ
<解説>
バリュー・チェーン(Value Chain:価値連鎖)は、企業の様々な活動が最終的な付加価値にどのように貢献しているのか、その量的・質的な関係を鳥瞰的に分析することができるツールである。
バリューチェーン・モデルでは一般的な構造として企業の活動を、上流から下流に至る事業の流れに沿って「購買物流」「製造」「出荷物流」「マーケティングと販売」「サービス」の5つの『主活動』と、これら主活動をサポートする「調達活動」「技術開発」「人的資源管理」「全般管理(財務、法務、情報サービスなど)」の4つの『支援活動』に区分している。
ア | × | ファイブフォース分析の説明である。 |
イ | ○ | バリューチェーンの説明である。 |
ウ | × | アンゾフの成長マトリックスの説明である。 |
エ | × | プロダクトポートフリオ(PPM)の説明である。 |
問題69
営業部門で設定するKPIとKGIの適切な組合せはどれか。
解答:エ
<解説>
- KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)
- 企業目標やビジネス戦略を実現するために設定した具体的な業務プロセスをモニタリングするために設定される指標のうち、特に重要なものを指す。
※訪問件数(新規顧客訪問件数,既存顧客顧客訪問件数),解約件数,歩留り率などがKPIに該当する。 - KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)
- 企業目標やビジネス戦略を実現するために設定した具体的な業務プロセスをモニタリングする指標の1つで、何を持って成果とするかを定量的に定めたもの。
※売上高(新規顧客売上高,既存顧客売上高),利益率,市場占有率,成約件数などがKGIに該当する。
したがって、
ア | × | 既存顧客売上高は、KPIではなくKGIである。 |
イ | × | 新規顧客訪問件数は、KGIではなくKPIである。 |
ウ | × | 新規顧客売上高は、KPIではなくKGIである。 新規顧客訪問件数は、KGIではなくKPIである。 |
エ | ○ | 正しい。 |
のようになる。エが正解である。
問題70
バランススコアカードを説明したものはどれか。
ア | 外部環境と内部環境の視点から、自社にとって事業機会を導き出す手法 |
イ | 計画、行動、評価、修正のサイクルで、戦略実行の管理を行うフレームワーク |
ウ | 財務、顧客、内部プロセス、成長と学習の視点から、経営戦略の立案と実行を支援する手法 |
エ | ビジネス戦略を実現するために設定した、業務プロセスをモニタリングする指標 |
解答:ウ
<解説>
バランススコアカードとは、企業の戦略を実現するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長の視点の四つの視点で分析して、企業の財務的目標などを満たすための戦略(施策)を具体的に立案し、その実行を支援するための手法である。
ア | × | SWOT分析を説明したものである。 |
イ | × | PDCAサイクルを説明したものである。 |
ウ | ○ | バランススコアカードを説明したものである。 |
エ | × | KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)を説明したものである。 |
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