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平成26年度春季解答
問題71
“技術のSカーブ”の説明として、適切なものはどれか。
ア | 技術の期待感の推移を表すものであり、黎れい明期、流行期、反動期、回復期、安定期に分類される。 |
イ | 技術の進歩の過程を表すものであり、当初は緩やかに進歩するが、やがて急激に進歩し、成熟期を迎えると進歩は停滞気味になる。 |
ウ | 工業製品において生産量と生産性の関係を表すものであり、生産量の累積数が増加するほど生産性は向上する傾向にある。 |
エ | 工業製品の故障発生の傾向を表すものであり、初期故障期間では故障率は高くなるが、その後の偶発故障期間での故障率は低くなり、製品寿命に近づく摩耗故障期間では故障率は高くなる。 |
解答:イ
<解説>
技術のSカーブは、技術の進歩の過程を表すものであり、技術開発当初は緩やかに進歩するが、やがて急激に進歩し、成熟期を迎えると進歩は停滞気味になる。
ア | × | ハイプ曲線の説明である。 |
イ | ○ | 技術のSカーブの説明である。 |
ウ | × | 経験曲線の説明である。 |
エ | × | バスタブ曲線の説明である。 |
問題72
図に示す①~③の生産ラインの作業にA、B、Cの3人を配置し、Aに(①、②、③)、Bに(④、⑤)、Cに(⑥、⑦、⑧)を割り当てたとき、生産ラインに資材を投入する時間間隔は幾らか。 ここで、作業①~⑧の下段に示す数値は、その作業の所要時間を表す。
ア | 9 |
イ | 10 |
ウ | 13 |
エ | 23 |
解答:ウ
<解説>
- Aの作業は8時間(①:5+②:1+③:2)、Bの作業は9時間(④:5+⑤:4)、Cの作業は13時間(⑥:7+⑦:4+⑧2)掛かる。
- 製品が算出される時間間隔は、作業を構成している工程のうち最も時間がかかっているCの作業時間となる。
問題73
図は、製品Aの構成部品を示している。 この製品Aを10個生産する場合、部品Cの手配数量は何個になるか。 ここで、括弧内の数字は上位部品1個当たりの所要数量であり、部品Cの在庫は5個とする。
ア | 15 |
イ | 20 |
ウ | 25 |
エ | 30 |
解答:ウ
<解説>
問題の図より次のことが分かる。
- 製品Aを1個生産するには、Bが2個とCが1個必要である。
⇒製品Aを10個生産するには、部品Bが20個と部品Cが10個必要である。 - 部品Bを1個生産するには、部品C個が1個と部品Dが1個と部品Eが1個必要である。
⇒部品Bを20個生産するには、部品C個が20個と部品Dが20個と部品Eが20個必要である。 - 1と2より部品Cは30個(10個+20個)必要である。
- 部品Cは在庫が5個存在する。したがって、部品Cは25個(30個-20個)必要である。
よって、ウが正解である。
問題74
職能部門別組織を説明したものはどれか。
ア | 業務遂行に必要な職能と利益責任を、製品別、顧客別又は地域別にもつことによって、自己完結的な経営活動が展開できる組織である。 |
イ | 構成員が、自己の専門とする職能部門と特定の事業を遂行する部門の両方に所属する組織である。 |
ウ | 購買・生産・販売・財務などの仕事の性質によって、部門を編成した組織である。 |
エ | 特定の課題のもとに各部門から専門家を集めて編成し、期間と目標を定めて活動する一時的かつ柔軟な組織である。 |
解答:ウ
<解説>
購買、生産、販売、営業など企業において遂行される各種の仕事の特性(職能)別に編成された組織構造の事である。
ア | × | 事業部制組織の説明である。 |
イ | × | マトリックス組織の説明である。 |
ウ | ○ | 職能部門別組織の説明である。 |
エ | × | プロジェクト組織の説明である。 |
問題75
抜取り検査において、ある不良率のロットがどれだけの確率で合格するかを知ることができるものはどれか。
ア | OC曲線 |
イ | ゴンペルツ曲線 |
ウ | バスタブ曲線 |
エ | ロジスティック曲線 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | OC曲線とは、サンプル検査による場合のロットの品質と合格確率の関係を示した曲線である。 |
イ | × | ゴンペルツ曲線は、プログラムのテストにおけるエラー検出数の増加モデルなどに利用される曲線である。 |
ウ | × | バスタブ曲線とは、機械や装置の時間経過に伴う故障率の変化を表示した曲線である。 |
エ | × | ロジスティック曲線は、生物の個体群成長のモデルとなる曲線である。 |
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