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平成24年度春季解答
問題26
60分の音声信号(モノラル)を,標本化周波数44.1kHz,量子化ビット数16ビットのPCM方式でディジタル化した場合,データ量はおよそ何Mバイトか。ここで,データの圧縮は行わないものとする。
ア | 80 |
イ | 160 |
ウ | 320 |
エ | 640 |
解答:ウ
<解説>
- 標本化周波数が44.1kHzなので、1秒間に44.1×103のサンプリングデータが録音されます。
- 音声信号は60分なので、サンプリング周波数は、44.1×103×3600となる。
- 量子化ビットが16ビット=2バイトなので、44.1×103×3600×2=317.52MB≒320MB
よってウが正解である。
問題27
3次元コンピュータグラフィクスに関する記述のうち,ポリゴンの説明はどれか。
ア | ある物体Aを含む映像aから他の形状の異なる物体Bを含む映像bへ,滑らかに変化する映像 |
イ | コンピュータ内部に記録されているモデルを,ディスプレイに描画できるように2次元化した映像 |
ウ | 閉じた立体となる多面体を構成したり,2次曲面や自由曲面を近似するのに用いられたりする基本的な要素 |
エ | モデリングされた物体の表面に貼り付ける柄や模様などの画像 |
解答:ウ
<解説>
ポリゴンとは、元々は多角形という意味であるが、主に3次元コンピュータグラフィックスにおいて、三角形や四角形(ソフトによっては五角形以上も扱える)の組み合わせで物体を表現する時の各要素を指す。
ア | × | モーフィングの説明である。 |
イ | × | レンダリングの説明である。 |
ウ | ○ | ポリゴンの説明である。 |
エ | × | テクスチャの説明である。 |
問題28
E-R図に関する記述として,適切なものはどれか。
ア | 関係データベースの表として実装することを前提に作成する。 |
イ | 業務で扱う情報をエンティティ及びエンティティ間のリレーションシップとして表現する。 |
ウ | データの生成から消滅に至るデータ操作を表現できる。 |
エ | リレーションシップは,業務上の手順を表現する。 |
解答:イ
<解説>
E-R図は対象とする世界を,実体(エンティティ)と関連(リレーションシップ)の二つの概念で表現する図である。
ア | × | E-R図は、業務家庭の分析やプログラム設計などでも用いられ、関係データベースの表として実装することを前提としたものではない。 |
イ | ○ | 業務で扱う情報をエンティティ及びエンティティ間のリレーションシップとして表現する。 |
ウ | × | データの生成から消滅に至るデータ操作はE-R図では表現できない。 |
エ | × | リレーションシップは,エンティティ間の関連を表現する。 |
問題29
関係データベース管理システム(RDBMS)におけるビューに関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | ビューとは,名前を付けた導出表のことである。 |
イ | ビューに対して,ビューを定義することはできない。 |
ウ | ビューの定義を行ってから,必要があれば,その基底表を定義する。 |
エ | ビューは一つの基底表に対して一つだけ定義できる。 |
解答:ア
<解説>
関係データベースのデータベース言語 SQL におけるビューとは、1つ以上の表(または他のビュー)から任意のデータを選択し、それらをカスタマイズして表したものである。関係データベースの関係モデルにおける関係の一種である導出関係に相当する。複数の表(基底関係)やビューのデータを関連付け、組み合せることができる。
ア | ○ | ビューとは,名前を付けた導出表のことである。 |
イ | × | ビューを加工して,ビューを定義することは可能である。 |
ウ | × | 基底表(基底関係変数) は、どの関係変数からも導出されていない、元になる関係変数をいう。 基底表の定義を行ってから,必要があれば,そのビューを定義する。 |
エ | × | 基底表(基底関係変数) は、どの関係変数からも導出されていない、元になる関係変数をいう。 ビューは一つの基底表に対して複数定義できる。 |
問題30
「注文」表と「製品」表に対して,次のSQL文を実行したときに得られる結果はどれか。
解答:ウ
<解説>
「注文」表と「製品」表に対して,次のSQL文を実行したときに得られる結果はどれか。
解答:エ
<解説>
問題のSQLは、「注文表と製品表より注文表の製品コードと製品表の製品コードが一致する製品名と数量を表示せよ。」を意味します。
したがって、ウが正解である。
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