必ず受かる情報処理技術者試験

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平成24年度春季解答

問題31

表Rに対する次のSQL文の操作はどの関係演算か。

結合
射影
直積

解答:ウ

<解説>

× 結合(Join)は、複数の表に共通する列の値をキーとして表を一つにまとめる操作である。
× 差は、表1にあって表2にない行だけを取り出す操作である。
射影(Projection)は、表の中から特定の列だけを取り出す操作である。
× 直積は、表1の各行につき表2の書く要を接続した表を作る操作である。
新しい表の要数は表1の行数×表2の行数となる。

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問題32

DBMSにおけるログファイルの説明として,適切なものはどれか。

システムダウンが発生したときにデータベースの回復処理時間を短縮するため,主記憶上の更新データを定期的にディスクに書き出したものである。
ディスク障害があってもシステムをすぐに復旧させるため,常に同一データのコピーを別ディスクや別サイトのデータベースに書き出したものである。
ディスク障害からデータベースを回復するため,データベースの内容をディスク単位で複写したものである。
データベースの回復処理のため,データの更新前後の値を書き出してデータベースの更新記録を取ったものである。

解答:エ

<解説>

ジャーナルファイル(ログファイル)は、データベースの更新前や更新後の値を書き出して,データベースの更新記録として保存するファイルである。

× チェックポイントファイルの説明である。
× ミラーリングの説明である。
× バックアップファイルの説明である。
ログファイルの説明である。

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問題33

DBMSにおける排他制御に関する記述のうち,適切なものはどれか。

アクセス頻度の高いデータの処理速度を上げるためには,排他制御が必要である。
処理速度を上げるため,排他制御を行うデータの範囲は極力大きくすべきである。
データアクセス時のデッドロックを防止するために,排他制御が必要である。
複数の人が同時に更新する可能性のあるデータには,排他制御が必要である。

解答:エ

<解説>

排他制御は、複数の利用者が同時にデータを更新する際に矛盾を起こさせない仕組みである。

排他制御機能によって、同時実行処理でのデータの整合性を保つことができる。

× 排他制御は処理速度の向上を目的としていない。
× 排他制御を行うデータの範囲を大きくすると、処理速度は下がる。
× デッドロックとは、複数のトランザクションが,互いに相手のロックしている資源を要求して待ち状態となり,実行できなくなることである。
デッドロックは排他制御をすることで発生する現象である。
複数の人が同時に更新する可能性のあるデータには,排他制御が必要である。

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問題34

10Mバイトのデータを100,000ビット/秒の回線を使って転送するとき,伝送時間は秒か。ここで,回線の伝送効率は50%とし,1Mバイト=106バイトとする。

200
400
800
1,600

解答:エ

<解説>

  1. 回線の伝送効率は50%である。したがって1秒に転送できるデータ量は、100,000ビット×50%=50,000ビットである。
  2. データ量は、10Mバイト→80Mビット→80,000,000ビットである。
  3. 転送時間は次の式で求める。
    80,000,000÷50,000=1,600秒

よってエが正解である。

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問題35

LAN間接続装置に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ゲートウェイは,OSI基本参照モデルにおける第1~3層だけのプロトコルを変換する。
ブリッジは,IPアドレスを基にしてフレームを中継する。
リピータは,同種のセグメント間で信号を増幅することによって伝送距離を延長する。
ルータは,MACアドレスを基にしてフレームを中継する。

解答:ウ

<解説>

× ゲートウェイは、OSI基本参照モデルにおける第1~4 層までのトランスポート層以上でのプロトコル変換を行う
× ブリッジは、ネットワーク機器に設定されたMACアドレスを基にしてフレームを中継する。
リピータは、同種のセグメント間で信号を増幅することによって伝送距離を延長する。
× ルータは、ネットワーク機器に設定されたIPアドレスを基にしてフレームを中継する。

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