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平成24年度春季解答
問題76
図の損益計算書における経常利益は何百万円か。ここで,枠内の数値は明示していない。
ア | 424 |
イ | 434 |
ウ | 474 |
エ | 634 |
解答:イ
<解説>
問題77
図は二つの会社の損益分岐点を示したものである。A社とB社の損益分析に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | A社,B社ともに損益分岐点を超えた等しい売上高のとき,固定費の少ないB社の方がA社よりも利益が大きい。 |
イ | A社はB社より変動費率が小さいので,損益分岐点を超えた等しい売上高のとき,B社に比べ利益が大きい。 |
ウ | 両社の損益分岐点は等しいので,同じ利益を生み出すために必要な売上高は両社とも等しい。 |
エ | 両社は損益分岐点が等しく,固定費も等しいので,売上高が等しければ,損益も等しい。 |
解答:イ
<解説>
経常利益は、企業が本業を含めて普段行なっている継続的な企業活動から得られる利益のことである。
経常利益 | = | 営業利益(売上-売上原価-販売費及び一般管理費) |
+ | 営業外収益 | |
+ | 営業外費用 |
したがって経常利益は、1,585-951-160+80-120=434百万円となる。
問題78
著作権法によるソフトウェアの保護範囲に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | アプリケーションプログラムは著作権法によって保護されるが,OSなどの基本プログラムは権利の対価が料金に含まれるので,保護されない。 |
イ | アルゴリズムやプログラム言語は,著作権法によって保護される。 |
ウ | アルゴリズムを記述した文書は著作権法で保護されるが,プログラムは保護されない。 |
エ | ソースプログラムとオブジェクトプログラムの両方とも著作権法によって保護される。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | アプリケーションプログラムやOSは著作権法の保護対象となる。 |
イ | × | アルゴリズムやプログラム言語は,著作権法の保護対象外となる。 |
ウ | × | アルゴリズムを記述した文書は著作物なので著作権法の保護対象となる。 |
エ | ○ | ソースプログラムとオブジェクトプログラムの両方とも著作権法によって保護される。 |
問題79
事業者の取り扱う商品やサービスを,他者の商品やサービスと区別するための文字,図形,記号など(識別標識)を保護する法律はどれか。
ア | 意匠法 |
イ | 商標法 |
ウ | 特許法 |
エ | 著作権法 |
解答:イ
<解説>
ア | × | 意匠法とは、工業上利用できる物品の形状、模様若しくは色彩などの形態で処理された視覚を通じて生じる美感の保護及び利用を図ることによって、意匠の創作を奨励し、もって産業の発達に寄与することを目的とする法律である。 |
イ | ○ | 商標法とは、商標の保護による業務上の信用の維持を図り、需用者の利益を保護することを目的とする法律で、商標権の権利対象、権利発生要件、権利存続期間などを定めている。 |
ウ | × | 特許法とは、産業の発達に寄与することを目的として、自然法則を利用した高度な発明に対し、その技術内容の公開を前提として一定期間の独占権を与え、特許権として保護することを定めた法律である。 |
エ | × | 著作権法とは、著作物(思想・感情を創作的に表現した者)を保護する法律である。 |
問題80
製造物責任法の対象となる制御用ソフトウェアの不具合はどれか。ここで,制御用ソフトウェアはエレベータの制御装置に組み込まれているものとする。
ア | エレベータの待ち時間が長くなる原因となった不具合 |
イ | エレベータの可動部分の交換を早める原因となった不具合 |
ウ | エレベータメーカの出荷作業の遅延の原因となった不具合 |
エ | 人的被害が出たエレベータ事故の原因となった不具合 |
解答:エ
<解説>
製造物責任法とは、製品の欠陥によって生命,身体又は財産に損害を被ったことを証明した場合に,被害者は製造会社などに対して損害賠償を求めることができる法律である。製造物責任法によって円滑かつ適切な被害救済が行われる。
ア | × | 身体又は財産に損害を被ったわけではないので製造物責任法の対象とはならない。 |
イ | × | 身体又は財産に損害を被ったわけではないので製造物責任法の対象とはならない。 |
ウ | × | 身体又は財産に損害を被ったわけではないので製造物責任法の対象とはならない。 |
エ | ○ | 身体的に被害が出ているので製造物責任法の対象となる。 |
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