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平成21年度春季解答
問題11
業務プロセスモデルを説明したものはどれか。
ア | システム開発でプログラム作成に必要なデータ、機能などを記載したもの |
イ | システム開発を外部委託するときの提案依頼に必要な条件を明示したもの |
ウ | システム化の対象となるビジネスの活動やデータの流れを明記したもの |
エ | システムの開発、運用、保存に必要な組織、資源などを記載したもの |
解答:ウ
<解説>
業務プロセスとは、業務を処理するための手順のことである。
システム化の対象となるビジネスの活動やデータの流れに注目して業務プロセスをモデル化する必要がある。
問題12
サプライチェーンマネジメントの効果はどれか。
ア | 小売店舗などの商品の販売情報を即時に知ることができる。 |
イ | 知識や知見をデータベース化し、ビジネス上で効果的に活用できる。 |
ウ | 調達から製造、物流、販売までの一連のプロセスを改善し、納期、コストの最適化を図ることができる。 |
エ | 電話、FAX、電子メールなど多様な手段による顧客からの各種問合わせに対し、即時に対応することができる。 |
解答:ウ
<解説>
サプライチェーン・マネジメント(Supply Chain Management:SCM:供給連鎖管理)とは、原材料の調達から製造、流通、販売までの一連の流れを管理して、サプライチェーン(生産から最終需要(消費)にいたる商品供給の流れ)全体の動きを見ながら、経営判断の迅速化を図る意思決定支援システムのことである。
在庫削減効果、納期短縮などの効果がある。
ア | × | POSシステムに関する説明である。 |
イ | × | ナレッジマネジメントに関する説明である。 |
ウ | ○ | サプライチェーン・マネジメントに関する説明である。 |
エ | × | CTI(Computer Telephony Integration)に関する説明である。 |
問題13
株式会社の最高意思決定機関はどれか。
ア | 株主総会 |
イ | 監査役会 |
ウ | 代表取締役 |
エ | 取締役会 |
解答:ア
<解説>
株式会社の所有者は株主である。その株主が権利を行使する場が株主総会であり、法律上の会社の最高意思決定機関である。
問題14
売価が20万円の新商品を売り出して、8,000万円を売り上げた。固定費は4,000万円であり、利益は2,000万円のマイナスであった。利益をマイナスにしないためには、あと何個以上売る必要があるか
ア | 100 |
イ | 200 |
ウ | 300 |
エ | 400 |
解答:ウ
<解説>
- 商品の売上個数を計算する。
売上個数 = 売上高÷単価 = 8,000万円÷20万円 = 4,000個 - 変動費を計算する。
利益 = 売上高-変動費-固定費 -2,000万円 = 8,000万円-x-4,000万円 変動費 = 6,000万円 - 商品1個当たりの変動費を計算する。
6,000万円÷4,000個 = 15万円 - 限界利益を計算する。
限界利益 = 売上高-変動費 = 20万円-15万円 = 5万円 - 必要な売上個数を計算する。
利益をマイナスにしないためには2000万円必要である。
2000万円÷5万円 = 400個
問題15
知的財産権のうち、権利の発生のために申請や登録の手続を必要としないものはどれか。
ア | 意匠権 |
イ | 実用新案権 |
ウ | 著作権 |
エ | 特許権 |
解答:ウ
<解説>
著作権は著作物を創作した時点で自動的に発生する。よって権利取得のための申請や登録などの手続きは必要ない。お問い合わせ