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平成21年度春季解答
問題76
業務アプリケーションソフトウェアを独自に開発せず、ソフトウェアパッケージを導入する目的として、最も適切なものはどれか。
ア | 開発環境の充実 |
イ | 開発コストの削減 |
ウ | 開発手法の習熟 |
エ | 開発担当者のスキルの向上 |
解答:イ
<解説>
パッケージソフトを導入する目的には次のようなものがあります。
- 開発期間の短縮
- 開発コストの削減
- 品質が安定
- バージョンアップ(法改正や不具合)対応
問題77
暗号化に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 暗号文を平文に戻すことをリセットという。 |
イ | 共通鍵暗号方式では、暗号文と共通鍵を同時に送信する。 |
ウ | 公開鍵暗号方式では、暗号化のための鍵と平文に戻すための鍵が異なる。 |
エ | 電子署名には、共通鍵暗号方式が使われる。 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | 暗号文を平文に戻すことをクリアテキストという。 |
イ | × | 共通鍵暗号方式では、暗号文を送信する。 |
ウ | ○ | 公開鍵暗号方式では、暗号化のための鍵と平文に戻すための鍵が異なる。 |
エ | × | 電子署名には、公開鍵暗号方式が使われる。 |
問題78
マルチメディアのファイル形式であるMP3はどれか。
ア | G4ファクシミリ通信データのためのファイル圧縮形式 |
イ | 音声データのためのファイル圧縮形式 |
ウ | カラー画像データのためのファイル圧縮形式 |
エ | ディジタル動画データのためのファイル圧縮形式 |
解答:イ
<解説>
MP3(MPEG Audio Layer 3)は、デジタル技術によって音響データを扱うための圧縮技術である。
問題79
従来のサーバが個別に備える電源装置や外部インタフェースなどをサーバ間で共有し、高密度化、省スペース化を実現したサーバシステムはどれか。
ア | タワー型サーバ |
イ | デスクトップ型サーバ |
ウ | ブレード型サーバ |
エ | ラックマウント型サーバ |
解答:ウ
<解説>
ア | タワー型サーバは、床置きするタイプのサーバ。 |
イ | デスクトップ型サーバは、机の上(デスクトップ)に据え置くタイプのサーバ。 |
ウ | ブレード型サーバは、 CPUやメモリーなどコンピューターとしての機能を1枚の基板上に実装し、複数枚をラック内部に差し込んで使うサーバー。 ラック内に数多くのブレードを搭載できるため、サーバー機能の高密度化、省スペース化を実現できる。 |
エ | ラックマウント型サーバは、インターネットデータセンター等に設置されているサーバ用のラックにマウントするのに適した形状のサーバ。 |
問題80
横軸を点数(0~10点)とし、横軸を人数とする度数分布のグラフが、次の黒い棒グラフになった場合と、グレーの棒グラフになった場合を考える。二つの棒グラフを比較して言えることはどれか。
ア | 分散はグレーの棒グラフが、黒の棒グラフより大きい。 |
イ | 分散はグレーの棒グラフが、黒の棒グラフより小さい。 |
ウ | 分散はグレーの棒グラフと、黒の棒グラフで等しい。 |
エ | 分散はこのグラフだけで比較することはできない。 |
解答:イ
<解説>
分散とは、バラツキの尺度のことである。
分散は、グラフの中央部分から離れているデータが多いほど分散は大きく、中央部分に集まっているデータが多いほど分散は小さくなる。
よってグラフの中央部分から離れているデータが多い黒の棒グラフの方が、グレーの棒グラフより分散は大きい。
すなわち、イの「分散はグレーの棒グラフが、黒の棒グラフより小さい。」が正解である。
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