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平成23年度秋季解答
問題6
単価200円の商品を5万個販売したところ、300万円の利益を得た。固定費が300万円のとき、商品1個当たりの変動費は何円か。
ア | 60 |
イ | 80 |
ウ | 100 |
エ | 140 |
解答:イ
<解説>
固定費は、操業度が増加しても、または減少しても、それとは関係なく常に一定額生じる費用のことである。
変動費は、操業度の多寡によって増減する費用のことである。
変動費は次の式を展開することで求めることができる。
利益 | = | 売上高 - (変動費 + 固定費) | |
300万円 | = | 1,000万円 - (x + 300万円) | |
x | = | 1,000万円 -600万円 | |
x | = | 400万円 |
したがって、
商品1個当たりの変動費は、400万円÷5万個=(イ)80円となる。
問題7
電子証明書の申請から電子入札までの手続きが図の①~⑥の手順で行われるとき、④で行う手続きとして、適切なものはどれか。
ア | 開札結果の連絡 |
イ | 電子証明書の発行 |
ウ | 電子証明書の有効性の確認 |
エ | 電子入札の実施 |
解答:ウ
<解説>
①~⑥は、次のようになる。したがって、、④で行う手続きは(ウ)電子証明書の有効性の確認である。
① | 電子証明書の申請 | |
② | (イ)電子証明書の発行 | |
③ | (エ)電子入札の実施 | |
④ | (ウ)電子証明書の有効性の確認 | |
⑤ | 確認結果の応答 | |
⑥ | (ア)開札結果の連絡 |
問題8
新商品の市場への浸透において重要であるといわれているオピニオンリーダの説明として、適切なものはどれか。
ア | 多くの人が当該商品を利用していることを確認してから購入する層 |
イ | 比較的慎重であり、早期購入者に相談するなどしてから当該商品を追随的に購入する層 |
ウ | 比較的早期に自らの価値判断で当該商品を購入し、後続する消費者層に影響を与える層 |
エ | 冒険的で率先して当該商品を購入する層 |
解答:ウ
<解説>
イノベータ理論では、消費者の商品購入に対する態度を5つのタイプに分類する。したがって、ウがオピニオンリーダに関する説明である。
- イノベーター(革新的採用者)
- 冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。市場全体の2.5%を占める。
- オピニオンリーダー(初期少数採用者)
- 流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、アーリー・アドプターとも呼ばれる。市場全体の13.5%を占める。
- アーリーマジョリティ(初期多数採用者)
- 比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。市場全体の34.0%を占める
- レイトマジョリティ(後期多数採用者)
- 比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。市場全体の34.0%を占める
- ラガード(伝統主義者)
- 最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。市場全体の16.0%を占める
問題9
損益計算書の営業利益の算出に関係する費用はどれか。
ア | 広告宣伝費 |
イ | 固定資産売却損 |
ウ | 支払利息 |
エ | 法人税 |
解答:ア
<解説>
営業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた利益のことである。
(イ)広告宣伝費は販売費及び一般管理費に分類されるので、営業利益の算出に関係する費用である。
問題10
自社の保有する特許の活用方法の一つとしてクロスライセンスがある。クロスライセンスにおける特許の実施権に関する説明として、適切なものはどれか。
ア | 許諾した相手に、特許の独占的な実施権を与える。 |
イ | 特許の実施権を許諾された相手が更に第三者に実施許諾を与える。 |
ウ | 特許を有する2社の間で、互いの有する特許の実施権を許諾し合う。 |
エ | 複数の企業が、有する特許を1か所に集中管理し、そこから特許を有しない企業も含めて参加する企業に実施権を与える。 |
解答:ウ
<解説>
クロスライセンス(相互ライセンス)とは、2つまたは複数の企業等が、自らの持つ特許権等の知的財産権の行使を互いに許諾(ライセンス)すること、またはそのための契約のことである。
したがって、ウが正解である。
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