必ず受かる情報処理技術者試験

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平成23年度秋季解答

問題36

内部統制に関する記述a~cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  a 経営者は内部統制の整備と運用の責任を持っている。
  b 内部統制の運用については、組織の全員が自らの業務との関連において一定の役割を担っている。
  c 費用対効果にかかわらず、内部統制は整備すべきである。
a,b
a,b,c
a,c
b,c

解答:ア

<解説>

内部統制とは、組織の業務の適正を確保するための体制を構築していくシステムのことであり、組織がその目的を有効・効率的かつ適正に達成するために、その組織の内部において適用されるルールや業務プロセスを整備し、運用することである。

a~cの正誤は次のようになる。

  a 経営者は内部統制整備の義務がある。
  b 内部統制の運用については、組織全員が協力して行わなければならない。
  c × 費用対効果を考慮して優先順位をつけ、内部統制を行うべきである。

したがって、アが正解である。

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問題37

インタフェースを一つだけもつモジュールが6個ある。これらのモジュールが相互に結合できるかを試験したい。1組のモジュール結合テストに4時間を要するとき、全ての組合せのテストに合計何時間掛かるか。

20
24
60
120

解答:ウ

<解説>

  1. 6つのモジュールから2つを選択する組合せ数を計算する。
    6C2= (6×5)÷2=15通り
  2. すべての組合せのテストにかかる時間を計算する。
    ※1組のモジュール結合テストに4時間を要する
    15通り×4時間 = (ウ)60時間

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問題38

財務システムの機能追加プロジェクトのプロジェクトマネージャに任命されたAさんは、プロジェクトのリスクチェックリストを作成するために、過去のプロジェクトで使用したリスクチェックリストを手に入れた。リスクチェックリストに関する記述のうち、適切なものはどれか。

過去のリスクチェックリストは過去の情報や知識を基に作成されたものなので、新たに作成するリストチェックの参考にする。
過去のリスクチェックリストは過去の情報や知識を基に作成されたものなので、これに載っていないリスクの検討は不要と判断する。
プロジェクトごとにばらつきが出ないように、過去のリスクチェックリストをそのまま使用する。
プロジェクトごとにリスクは変化するので、過去のリスクチェックリストに載っていないリスクだけで新しいリスクチェックリストを作成する。

解答:ア

<解説>

過去のリスクチェックリストは過去の情報や知識を基に作成されたものなので、新たに作成するリストチェックの参考にする。
× 過去のリスクチェックリストは過去の情報や知識を基に作成されたものである。新たに追加された機能や仕組みがあるかもしれないので新しいリスクの検討が必要である。。
× 過去のリスクチェックリストを参考にして新たにチェックリストを作成するべきである。
× 過去のリスクチェックリストに載っているリスクで必要な分は新しい新しいリスクチェックリストに追加するべきである。

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問題39

情報システムの運用における変更管理に関する記述として、適切なものはどれか。

ITサービスの中断による影響を低減し、利用者ができるだけ早く作業を再開できるようにする。
障害の原因を究明し、再発防止策を検討する。
承認された変更を実施するための計画を立て、確実に処理されるようにする。
変更したIT資産を正確に把握して目的外の利用をさせないようにする。

解答:ウ

<解説>

サービスサポートは、「インシデント管理」、「問題管理」、「構成管理」、「変更管理」、「リリース管理」の5つのプロセスで構成されている。

インシデント管理
迅速なサービスの復旧を行い、企業が行う事業活動への影響を最小限に抑える事を目的としたプロセス。
問題管理
インシデントや障害原因の追及と対策および再発防止策の策定を目的としたプロセス。
構成管理
ITサービスの構成アイテム(CI)情報の正確な収集、認識と収集した情報の維持管理および確認・監査を目的としたプロセス。
変更管理
ITサービスの構成アイテム(CI)情報の変更を安全確実かつ効率的に実施する事を目的としたプロセス。
リリース管理
変更管理プロセスで承認された内容を本番環境(ITサービス提供媒体)に正しく反映させる為の作業(リリース作業)をコントロールする事を目的としたプロセス。
× インシデント管理に関する記述である。
× 問題管理に関する記述である。
変更管理に関する記述である。
× 構成管理に関する記述である。

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問題40

ITILの説明として、適切なものはどれか。

ITサービスの運用管理を効率的に行うためのソフトウェアパッケージ
ITサービスを運用管理するための方法を体系的にまとめたベストプラクティス集
ソフトウェア開発とその取引の適正化のために作業項目を定義したフレームワーク
ソフトウェアを効率よく行うための開発モデル

解答:イ

<解説>

ITIL(Information Technology Infrastructure Library)とは、ITサービス管理・運用規則に関するベストプラクティス(成功事例)を調和的かつ包括的にまとめた一連のガイドブックである。

よってイが正解である。

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