- トップページ
- ITパスポート
- 平成23年度秋季問題
- 平成23年度秋季解答・解説
平成23年度秋季解答
問題51
プロジェクトのコスト管理、進捗管理、品質管理に関する記述a~dのうち、進捗管理に関する記述だけを全て挙げたものはどれか。
a | 成果物に不具合があったとき、その修正内容が仕様どおりであることを確認する。 | |
b | 成果物の手直しなどの問題対策が予算超過につながらないことを確認する。 | |
c | 総合テストの開始までに発注先から成果物が納品されることを確認する。 | |
d | マイルストーンで予定どおりに成果物が作成されたことを確認する。 |
ア | a,b |
イ | b,c |
ウ | b,d |
エ | c,d |
解答:エ
<解説>
a | × | 品質管理に関する記述である。 | |
b | × | コスト管理に関する記述である。 | |
c | ○ | 進捗管理に関する記述である。 | |
d | × | 進捗管理に関する記述である。 |
したがって、(エ)cとdが進捗管理に関する記述である。
問題52
ITを利用した業務処理の統制のうち、ソフトウェアによる自動処理と人手による処理を組み合わせた統制について記述しているものはどれか。
ア | 営業員が開拓した取引先の情報を本人が直接入力するので、誤入力を防止できる。 |
イ | 営業員が入力した受注金額がある金額を超えると管理者の承認操作を必要とするので、取引内容の適切性が複数の目で確認できる。 |
ウ | 新規の取引先を登録するために操作に慣れている専門の契約担当者が情報を入力するので、誤入力を防止できる。 |
エ | 登録された受注データに基づいてソフトウェアで製造指示データを自動作成するので、ヒューマンエラーを排除できる。 |
解答:イ
<解説>
人間はどんなに慣れた作業であっても、なにかの拍子のミスをしてしまうので、一定のきまりがある場合や範囲などを調べるのは、、ソフトウェアによる自動処理を行うべきである。
また、ソフトウェアによる自動処理で機械的にチェックし、基準を外れたデータは人手で確認したり対処するのが適している。
ア | × | 本人が直接確認するだけでは、誤入力を防止することはできない。 |
イ | ○ | ソフトウェアによる自動処理(金額を超えると管理者の承認操作)を行った後に、複数の人手によるチェック処理(複数の目で確認)が行われる。 |
ウ | × | 専門の契約担当者が情報を入力しても、誤入力を防止することはできない。 |
エ | × | プログラムのミスや受注データの登録ミスといったヒューマンエラーを排除することはできない。 |
問題53
データベース管理システムを利用する目的はどれか。
ア | OSがなくてもデータを利用可能にする。 |
イ | ディスク障害に備えたバックアップを不要にする。 |
ウ | ネットワークで送受信するデータを暗号化する。 |
エ | 複数の利用者がデータの一貫性を確保しながら情報を共有する。 |
解答:エ
<解説>
DBMS(DataBase Management System:データベース管理システム)
とは、コンピュータのデータベースを構築するために必要なデータベース運用、管理のためのシステム、およびそのソフトウェアのことである。
ア | × | DBMSはOS上で動作する。したがって、OSがなくてはデータは利用不可能である。 |
イ | × | ディスク障害に備えたバックアップは必要である。 |
ウ | × | DBMSにネットワークで送受信するデータ暗号化機能はない。 |
エ | ○ | 複数の利用者がデータの一貫性を確保しながら情報を共有する。 |
問題54
サーバの仮想化に関する記述として、適切なものはどれか。
ア | 現実感を伴った仮想的な世界をコンピュータ上で作り出す技術 |
イ | 手元のコンピュータからネットワークで接続された他のコンピュータのGUIを操作する技術 |
ウ | 一つのコンピュータ上で、仮想的に複数のコンピュータを実現させる技術 |
エ | 補助記憶装置の一部を利用して、主記憶装置の容量よりも大きなメモリ容量を仮想的に利用できる技術 |
解答:ウ
<解説>
サーバの仮想化とは、1台のサーバコンピュータを複数台の仮想的なコンピュータに分割し、それぞれに別のOSやアプリケーションソフトを動作させる技術のことである。
ア | × | バーチャルリアリティに関する説明である。 |
イ | × | リモートデスクトップに関する説明である。 |
ウ | ○ | サーバの仮想化に関する説明である。 |
エ | × | 仮想記憶に関する説明である。 |
問題55
インターネットに接続されているサーバ上のディスクスペースを、ファイル保管用に貸し出すサービスであり、自宅や外出先などから利用者がデータを読み書きできるものはどれか。
ア | アーカイブ |
イ | オーサリング |
ウ | オンラインストレージ |
エ | フラッシュメモリ |
解答:ウ
<解説>
オンラインストレージとは、サーバーマシンのディスクスペースをユーザーに貸し出すサービスである。
インターネットに接続できれば、会社や自宅、外出先などどこからでもデータを取り出すことができる。
したがって、ウが正解である。
ア | × | アーカイブとは、複数のファイルを一つのファイルにまとめることである。 |
イ | × | オーサリングとは、文字や画像、音声、動画といったデータを編集して一本のソフトウェアを作ることである。 |
ウ | ○ | オンラインストレージとは、サーバ上のディスクスペースを、ファイル保管用に貸し出すサービスである。 |
エ | × | フラッシュメモリとは、データの消去・書き込みを自由に行うことができ、電源を切っても内容が消えない半導体メモリである。 |
お問い合わせ