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平成18年度秋季解答
問題26
横1,600画素、縦1,200画素で、24ビットのカラー情報をもつ画像が撮影できるディジタルカメラがある。このカメラに8Mバイトの記録用メモリを使用すると、何枚の画像が記録できるか。ここで、画像は圧縮しないものとする。
ア | 1 |
イ | 4 |
ウ | 11 |
エ | 15 |
解答:ア
<解説>
1 枚の画像容量 | = | 1,600×1,200×24 ビット÷8 ビット/バイト | |
= | 5,760,000 バイト | ||
= | 5.76 M バイト |
8M バイトの記録用メモリを使用すると1枚の画像が記録できる。
問題27
仮想記憶システムにおいて,ページ置換えアルゴリズムとして FIFO を採用して,仮想ページ参照列 1,4,2,4,1,3 を3ページ枠の実記憶に割り当てて処理を行った。表の割当てステップ“3”までは,仮想ページ参照列中の最初の 1,4,2 をそれぞれ実記憶に割り当てた直後の実記憶ページの状態を示している。残りをすべて参照した直後の実記憶の状態を示す太枠部分に該当するものはどれか。
解答:ウ
<解説>
よってウが正解である。
問題28
入出力処理が主体のタスクをタイプA、CPU処理が主体のタスクをタイプBとする。マルチプログラミング環境で、同数のタイプAとタイプBのタスクを同時に実行する場合、システムのスループットが最も高くなることが期待できるスケジュール方式はどれか。
ア | タイムスライス方式のスケジューリングを採用し、タイムクウォンタムはタイプAのタスクを長くし、タイプBのタスクを短くする。 |
イ | タイムスライス方式のスケジューリングを採用し、タイムクウォンタムはタイプAのタスクを短くし、タイプBのタスクを長くする。 |
ウ | 優先度方式のスケジューリングを採用し、優先度はタイプAのタスクを高くし、タイプBのタスクを低くする。 |
エ | 優先度方式のスケジューリングを採用し、優先度はタイプAのタスクを低くし、タイプBのタスクを高くする。 |
解答:ウ
<解説>
- タイムスライス方式
- 1つのタスクが CPU を占有する時間を決めて、これを超えた場合、 他のタスクに CPU を使用できる権利を割り当てる方式
- 優先度方式
- タスクに優先順位をつけて、優先度の高いものから順に処理を行う方式。(待ち時間も考慮した優先順位にしないと、いつまでも処理されないタスクが発生する可能性があります:スタベーション)
入出力処理が多いタスクは、CPU処理と比べてCPUを使わない時間が多くなるので、CPU処理を多く行うタスクに多くのCPUを使わせる方が全体として効率的であるといえる。一方で、入出力の必要があった場合には、速やかにCPUを使えるようにするべきである。よってウが正解である。
問題29
図はプロセスの状態と遷移を表している。a,b,c の状態の適切な組合せはどれか。
解答:ウ
<解説>
a | CPUの使用権が与えられ実行中のプロセスの状態である。 | →実行状態 |
b | 入出力動作が完了し,実行中のタスクから次に実行優先度の高いタスクに CPU の使用権が移されるのを待っているタスクの状態 | →実行可能状態 |
c | 入出力動作の完了を待っているタスクの状態である。, | →待機状態 |
問題30
スプーリングの説明として、適切なものはどれか。
ア | キーボードからの入力データを主記憶のキューにいったん保存しておく。 |
イ | システムに投入されたジョブの実行順序を、その特性や優先順位に応じて決定する。 |
ウ | 通信データを直接通信相手の装置に送らず、あらかAあらかじめ登録しておいた代理の装置に送る。 |
エ | プリンタなどの低速な装置への出力データをいったん高速な磁気ディスクに格納しておき、その後に目的の装置に出力する。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | バッファリングに関する説明である。 |
イ | × | ジョブスケジューリングに関する説明である。 |
ウ | × | プロキシに関する説明である。 |
エ | ○ | スプーリングに関する説明である。 |
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