必ず受かる情報処理技術者試験

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平成18年度秋季解答

問題36

コンパイラにおける最適化の説明として、適切なものはどれか。

オブジェクトコードを生成する代わりに、インタプリタ用の中間コードを生成する。
コンパイルを実施するコンピュータとは異なるアーキテクチャをもったコンピュータで動作するオブジェクトコードを生成する。
プログラムコードを解析して、実行時の処理効率を高めたオブジェクトコードを生成する。
プログラムの実行時に、呼び出されたルーチン名やある時点での変数の内容を表示させるようなオブジェクトコードを生成する。

解答:ウ

<解説>

コンパイラの最適化とは、実行ファイルを効率化し、実行時間やメモリ使用量などを最小化するようコンパイラの出力を調整する処理である。

× 中間言語コンパイラ(バイトコードコンパイラ)に関する説明である。
× クロスコンパイラに関する説明である。
コンパイラの最適化に関する説明である。
× トレーサに関する説明である。

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問題37

オブジェクト指向モデルの特徴として、適切なものはどれか。

計算順序フローではなくデータの流れによって規定される。命令は、入力となるすべてのデータがそろったときに実行される。
計算の制御は命令から命令へ順次渡されていく。命令間でのデータの受渡しは、”変数”を介するメモリへの参照によって間接的に行う。命令とデータの定義は分離されている。
データは外部から隠ぺいされ、メソッドと呼ばれる手続によって間接的に操作される。プログラムは、データとメソッドをひとまとまりにしたものの集まりである。
プログラムは、入れ子構造の演算式、関数を表現する命令 (演算記号) 、データによって構造され、”命令実行”に対応するのは”演算式又は関数の値の計算 (評価) ”である。

解答:ウ

<解説>

データに関連する処理手順をメソッドという。また、プログラムは、データとメソッドをひとまとまりにしたものの集まりである。

オブジェクト指向プログラムでは、データとメソッドをひとまとめにし、オブジェクトの実装の詳細をブラック ボックス化している。これをカプセル化という。

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問題38

Webアプリケーションサーバの機能として、最も適切なものはどれか。

外部からの不正パケットを排除する。
データベースを管理する。
表示用のHTML文書を動的に生成する。
ホスト名をIPアドレスに変換する。

解答:ウ

<解説>

× ファイアウォールなどのセキュリティサーバの機能である。
× データベースサーバの機能である。
Webアプリケーションサーバの機能である。
× DNSサーバの機能である。

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問題39

図は構造化分析法で用いられる DFD の例である。図中の“○”が表しているものはどれか。

アクティビティ
データストア
データフロー
プロセス

解答:エ

<解説>

各記号は次の意味をもつ。

プロセス(処理機能)
データフロー(機能間のデータの流れ)
データストア(ファイル)
データ源泉・データ吸収

よってエが正解である。

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問題40

オブジェクト指向の考え方に基づくとき、一般的に”自動車”のサブクラスといえるものはどれか。

エンジン
製造番号
タイヤ
トラック

解答:エ

<解説>

× 集約(全体と部分の関係)の関係である。
× クラスの属性である。
× 集約(全体と部分の関係)の関係である。
トラックは自動車をスーパークラスとするサブクラスといえる。

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