必ず受かる情報処理技術者試験

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平成18年度秋季解答

問題61

データの正規化に関する記述のうち、適切なものはどれか。

関係データベースに特有なデータベース構築技法であり、データの信頼性と格納効率を向上させる。
データの重複や矛盾を排除して、データベースの論理的なデータ構造を導き出す。
データベースの運用管理を容易にするために、レコードをできるだけ短く分割する。
ファイルに格納するデータの冗長性をなくすることによって、アクセス効率を向上させる。

解答:イ

<解説>

データの正規化は,データベースのレコードを構成する項目を重複や矛盾がないような項目の組合せで構成する設計手法である。

正規化による利点は次のとおりです。

  • データの整合性 (重複や不要なデータがない)
  • クエリの最適化 (正規化されたテーブルは高速で効率的に結合できる)
  • インデックス作成と並べ替えの高速化 (テーブルの列数が少ない)
  • 更新処理の高速化 (テーブルあたりのインデックス数が少ない)
  • 同時実行の解決方法の改善 (テーブル ロックの影響を受けるデータが少ない)

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問題62

”出庫記録”表に対するSQL文のうち、最も大きな値が得られるものはどれか。

SELECT AVG(数量) FROM 出庫記録 WHERE商品番号='NP200'
SELECT COUNT(*) FROM 出庫記録
SELECT MAX (数量) FROM 出庫記録
SELECT SUM (数量) FROM 出庫記録 WHERE 日付=’2006-10-11’

解答:イ

<解説>

× 商品番号が'NP200'のデータの数量の平均値を求める (3+1)÷2 =2
出庫記録テーブルの件数を求める 4
× 数量の最大値を求める。 3
× 日付=’2006-10-11’のデータの数量の合計値を求める。 1+2=3

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問題63

カーソル操作に関する記述のうち、適切なものはどれか。

INSERT文を実行する前に、OPEN文を実行してカーソルを開いておかなければならない。
PREPARE文は、与えられたSQL文を実行し、その結果を自分のプログラム中に記録する。
カーソル操作によって複数行を一括更新することが可能となる。
プログラム言語は通常レコード単位の処理を行うのに対し、SQLでは集合単位の処理を行うので、その間をカーソルによって橋渡しする。

解答:エ

<解説>

× FETCH 文を実行する前にカーソルを OPEN する。INSERT文を実行する前に、OPEN文を実行する必要はない。
× PREPARE 文は SQL 文の解釈と翻訳を行い,翻訳された SQL 文の実行はEXECUTE 文が行う
× カーソル操作によって複数行を一括更新することは不可能である。
プログラム言語は通常レコード単位の処理を行うのに対し、SQLでは集合単位の処理を行うので、その間をカーソルによって橋渡しする。

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問題64

暗号方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。

共通鍵暗号方式では、多数の相手との通信の際、同一の暗号化鍵を用いても安全である。
公開鍵暗号方式では、暗号化鍵を通信相手へ秘密裏に配信する必要がある。
公開鍵暗号方式は、共通鍵暗号方式に比べて復号処理が単純かつ高速である。
通信の開始時に共通鍵を公開鍵暗号方式で暗号化して相手に送り、データの暗号化を共通鍵暗号方式で行う方法が実用化されている。

解答:エ

<解説>

× 共通鍵暗号方式では、多数の相手との通信の際、同一の暗号化鍵を用いると危険である。※公開鍵暗号方式では安全
× 共通鍵暗号方式では、暗号化鍵を通信相手へ秘密裏に配信する必要がある。
× 共通鍵暗号方式は、公開鍵暗号方式に比べて復号処理が単純かつ高速である。
通信の開始時に共通鍵を公開鍵暗号方式で暗号化して相手に送り、データの暗号化を共通鍵暗号方式で行う方法が実用化されている。

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問題65

ディジタル署名を通信に利用する主な目的は二つある。一つは、メッセージの発信者を受信者が確認することである。もう一つの目的はどれか。

署名が行われた後でメッセージに変更が加えられていないかどうかを、受信者が確認すること。
送信の途中でメッセージが不当に解読されていないことを、受信者が確認すること
発信者のIDを受信者が確認すること
秘密鍵を返信してよいかどうかを受信者が確認すること

解答:ア

<解説>

ディジタル署名は発信者の秘密かぎで署名と送信データを暗号化して送り,受信者が発信者の公開かぎで復号できるか否かにより,真の発信者からのデータであるかをチェックする仕組みである。

「なりすましの検出」や「送信データの改変の有無を検出」することができる。

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