必ず受かる情報処理技術者試験

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平成22年度秋季解答

問題1

16進小数3A.5Cを10進数の分数で表したものはどれか。

解答:イ

<解説>

16進数3A.5Cを10進数に変換すると以下のようになる

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問題2

けた落ちの説明として、適切なものはどれか。

値がほぼ等しい浮動小数点同士の減算において、有効けた数が大幅に減ってしまうことである。
演算結果が、扱える数値の最大値を超えることによって生じる誤差のことである。
数表現のけた数に限度があるとき、最小のけたより小さい部分について四捨五入、切上げ又は切捨てを行うことによって生じる誤差のことである。
浮動小数点の加算において、一方の数値の下位のけたが結果に反映されないことである。

解答:ア

<解説>

けた落ちに関する説明である。
× オーバフローに関する説明である。
× 丸め誤差に関する説明である。
× 情報落ちに関する説明である。

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問題3

表は、ある地方の天気の移り変わりを示したものである。例えば、晴れの翌日の天気は、40%の確率で晴れ、40%の確率で曇り、20%の確率で雨であることを表している。天気の移り変わりが単純マルコフ過程であると考えたとき、雨の2日後が晴れである確率は何%か。

15
27
30
33

解答:エ

<解説>

  1. ある日の天気が雨の時に2日後が晴れでなるパターンは次の3ケースである。
    • ①雨→雨→晴れ
    • ②雨→晴れ→晴れ
    • ③雨→曇り→晴れ
  2. ある日の天気が雨の時、2日後の天気が晴れになる確率は次のとおりである。
    • ①の場合の確立:0.2×0.3=0.06
    • ②の場合の確立:0.3×0.4=0.12
    • ③の場合の確立:0.5×0.3=0.15
  3. 2の総和を求める。
    0.06+0.12+0.15=0.33

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問題4

送信側では、ビット列をある生成多項式で割った余りをそのビット列に付加して送信し、受信側では、受信したビット列が同じ生成多項式で割り切れるか否かで誤りの発生を判断する誤り検査方式はどれか。

CRC 方式
垂直パリティチェック方式
水平パリティチェック方式
ハミング符号方式

解答:ア

<解説>

CRC 方式では、送信側は,伝送データを多項式とみなし,これをあらかじめ決められた生成多項式で除算したときの余りを検査用の符号として伝送データに付加する。受信側は,受信データを生成多項式で除算し,割り切れるか否かで誤りの有無を判断する。
× 垂直パリティチェック方式では、データ内のビット列に あるビットの数を偶奇分けしてを送信し、受信時に送信時と異なる偶奇の場合、 伝送途中のエラー発生を確認することが可能な誤り検出方式である。
× 水平パリティチェック方式では、ブロックごとに、BCC(Block Check Character)と呼ばれるパリティビット列を付加して、データ誤りが発生したかどうかを検出する。
× ハミング符号方式では、メモリの誤り制御方式である。2ビットの誤り検出と1ビットの誤り訂正が可能である。

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問題5

A、B、C、D の順に到着するデータに対して、一つのスタックだけを用いて出力可能なデータ列はどれか。

A、D、B、C
B、D、A、C
C、B、D、A
D、C、A、B

解答:ウ

<解説>

スタックとは、ある場所に格納したデータを、新しく格納した順に取り出すようにする方式。一番古く格納されたデータが一番最後に取り出される、LIFO型のバッファのこと。

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