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平成22年度秋季解答
問題21
仮想記憶方式では、割り当てられる実記憶の容量が小さいとページアウト、ページインが頻発し、処理能力が低下することがある。このような現象を何というか。
ア | スラッシング |
イ | スワッピング |
ウ | フラグメンテーション |
エ | メモリリーク |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | スラッシングとは、仮想記憶環境下において物理メモリが不足し、オペレーティングシステムがディスクとの入出力に処理能力のほとんどを奪われてしまった状態を指す。 |
イ | × | スワッピングとは、コンピュータ上で、OSがハードディスクに「スワップファイル」を作成し、利用可能なメモリ領域を増やす動作を言う。 |
ウ | × | フラグメンテーション(断片化)とは、コンピュータ上のメモリの管理上の一単位が、そのままでは有効利用できない状態になることである。 |
エ | × | メモリリークとは、コンピュータの動作中に、使用可能なメモリ容量がだんだん減っていく現象である。 |
問題22
コンパイラによる最適化の主な目的はどれか。
ア | プログラムの実行時間を短縮する。 |
イ | プログラムのデバッグを容易にする。 |
ウ | プログラムの保守性を改善する。 |
エ | 目的プログラムを生成する時間を短縮する。 |
解答:ア
<解説>
コンパイラによる最適化の主な目的は「プログラムの実行時間を短縮する」、「メモリー使用量の最小化」などがある。
問題23
プログラムの静的解析ツールで検出できるものはどれか。
ア | 関数ごとの実行処理時間 |
イ | 後に使用されない変数への代入 |
ウ | プログラム仕様に対する処理の記述漏れ |
エ | 用意したテストケースでは実行されなかった命令 |
解答:イ
<解説>
- 静的解析ツール
- プログラムを実行せずに,プログラムコードを構造的に解析して,文法的な誤りやコーディング規約違反などコードに問題がないかをチェックするツール
- 動的解析ツール
- プログラムを実行して,デバッガやインスペクタなどのツールを用いてチェックするツール
ア | × | 動的解析ツールである。 |
イ | ○ | 静的解析ツールである。 |
ウ | × | 仕様の要件漏れはツールでは検出できない。 |
エ | × | 動的解析ツールである。 |
問題24
図に示すディジタル回路と等価な論理式はどれか。ここで、論理式中の・は論理積、+は論理和、X はX の否定を表す。
解答:ウ
<解説>
解説省略
問題25
次の条件を満足する論理回路はどれか。
[条件]
階段の上下にあるスイッチA又はBで、一つの照明を点灯・消灯する。すなわち、一方のスイッチの状態にかかわらず、他方のスイッチで照明を点灯・消灯できる。
ア | AND |
イ | NAND |
ウ | NOR |
エ | XOR |
解答:エ
<解説>
次の条件を満たす論理回路はXORである。
- 2つのスイッチの一方が0で他方が1のときは回路がつながって照明が点灯する。
- 2つのスイッチの両方が0か2つのスイッチの両方が1の場合は、回路が切れて照明が消灯する。
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