- トップページ
- 基本情報技術者
- 平成22年度秋季問題
- 平成22年度秋季解答・解説
平成22年度秋季解答
問題26
フラッシュメモリの説明として、適切なものはどれか。
ア | 書込み回数は無制限である。 |
イ | 書込み時は回路基板から外して、専用の ROM ライタで書き込まなければならない。 |
ウ | 定期的にリフレッシュしないと、データが失われる。 |
エ | データの書き換え時には、あらかじめ前のデータを消去してから書き込みを行う。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 書込み回数には制限がある。 |
イ | × | 書専用の ROM ライタで書き込む必要はない。 |
ウ | × | DRAMに関する説明である。 |
エ | ○ | フラッシュメモリに関する説明である。 |
問題27
使用性 (ユーザビリティ) の規格 (JIS Z 8521) では、使用性を“ある製品が、指定された利用者によって、指定された利用の状況下で、指定された目的を達成するために用いられる際の、有効さ、効率及び利用者の満足度の度合い”と定義している。この定義中の“利用者の満足度”を評価するときに用いる方法はどれか。
ア | インタビュー法 |
イ | ヒューリスティック評価 |
ウ | ユーザビリティテスト |
エ | ログデータ分析法 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | 利用者の満足度を評価するには,インタビューやアンケートを実施して利用者の直接の声を聞くことが大事である。 |
イ | × | ヒューリスティック評価とは、経験則 自己発見的学習 試行錯誤を繰り返して問題を解決することである。 |
ウ | × | ユーザビリティテストとは、製品やWebサイトの使いやすさを、実際にユーザに確認するテストである。 |
エ | × | ログデータ分析法とは、使用履歴を分析・解析することである。 |
問題28
3 次元グラフィック処理におけるクリッピングの説明はどれか。
ア | CG 映像作成における最終段階として、物体のデータをディスプレイに描画できるように映像化する処理である。 |
イ | 画像表示域にウィンドウを定義し、ウィンドウ内の見える部分だけを取り出す処理である。 |
ウ | モデリングされた物体の表面に柄や模様などをはり付ける処理である。 |
エ | 立体感を生じさせるため、物体の表面に陰付けを行う処理である。 |
解答:イ
<解説>
クリッピングは、画像表示領域の一部分だけを表示し、他の部分を表示しないことである。
ア | × | レンダリングに関する説明である。 |
イ | ○ | クリッピングに関する説明である。 |
ウ | × | テクスチャマッピングに関する説明である。 |
エ | × | シェーティングに関する説明である。 |
問題29
次の "受注台帳" 表と "顧客" 表に分解し、第3正規形にしたとき、両方に必要な属性はどれか。ここで、送付先と支払方法は注文ごとに決めるものとする。また、表の下線は主キーを表す。
受注台帳 (注文番号, 注文年月日, 顧客ID, 顧客名, 顧客住所, 品目, 数量,
送付先, 支払方法, 受注金額)
ア | 顧客ID |
イ | 顧客名 |
ウ | 支払方法 |
エ | 注文番号 |
解答:ア
<解説>
正規化とは、データの重複をなくすことにより,データの管理を容易にしたり,データを多様な目的に用いるのに有効な方法。通常、正規化は第1正規形~第3正規形の3段階で行う。
- 第1正規化
- 繰り返し部分を別レコードとして分離し固定長レコードにする。
- 第2正規化
- レコードの主キーに完全従属する属性と、主キーの一部分にのみ部分従属する属性を別のレコードとして分離させる。
- 第3正規化
- 主キー以外の属性に従属する属性を別レコードに分割する。
- 与えられたデータには反復部分がないので、第1正規形を満たしている。
- 主キーが1つしかないので部分関数従属にはならず、第2正規形である。
- 顧客IDが決まると決まる属性だけを取り出して顧客表を作成する。
顧客(顧客ID,顧客名,顧客住所) - 残った属性で注文票を作成する。
注文(注文番号,注文年月日,顧客ID,品目,数量,送付先,支払方法,受注金額) - 二つの表に共通する項目(二つの表を結合するためのキー)は顧客IDである。
問題30
関係データベースにおいて、表から特定の列を得る操作はどれか。
ア | 結合 |
イ | 削除 |
ウ | 射影 |
エ | 選択 |
解答:ウ
<解説>
ア | × | 複数の表に共通する列の値をキーとして,表を一つにまとめる操作 |
イ | × | 表の中から特定の行だけを削除する操作 |
ウ | ○ | 表の中から特定の列だけを取り出す操作 |
エ | × | 表の中から特定の行を取り出す操作 |
お問い合わせ