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平成22年度秋季解答
問題31
“商品”表に対してデータの更新処理が正しく実行できるUPDATE文はどれか。ここで、“商品”表は次のCREATE文で定義されている。
CREATE TABLE 商品
(商品番号 CHAR(4), 商品名 CHAR(20), 仕入番号 CHAR(6), 単価 INT, PRIMARY KEY (商品番号))
ア | UPDATE 商品 SET 商品番号=’S001’ WHERE 商品番号=’S002’ |
イ | UPDATE 商品 SET 商品番号=’S006’ WHERE 商品名=’C’ |
ウ | UPDATE 商品 SET 商品番号=NULL WHERE 商品番号=’S002’ |
エ | UPDATE 商品 SET 商品名=’D’ WHERE 商品番号=’S003’ |
解答:エ
<解説>
ア | × | 商品番号(主キー)が重複する為、更新できない。 |
イ | × | 商品番号(主キー)が重複する為、更新できない。 |
ウ | × | 商品番号(主キー)に NULL は設定できない為、更新できない。 |
エ | ○ | 商品番号'S003'の商品名がDに変更される。 |
問題32
データベースのアクセス効率を低下させないために、定期的に実施する処理はどれか。
ア | 再編成 |
イ | データベースダンプ |
ウ | バックアップ |
エ | ロールバック |
解答:ア
<解説>
データベースに対して追加・更新・削除を繰り返すと,再利用されない領域が発生し,格納効率や処理速度が低下する。そのため不連続な再利用されない領域を再編成し,アクセス性能の低下を回避することを再編成という。
ア | ○ | |
イ | × | データベースダンプは、データベースの内容をファイルに書き出すことである。 |
ウ | × | バックアップは、複製(コピー)をあらかじめ作成し、たとえ問題が起きてもデータを復旧できるように備えておくことである。 |
エ | × | ロールバックは、データ更新などで障害が起こったときに、その前の状態にまで戻ることである。 |
問題33
関係データベース“注文”表の“顧客番号”は“顧客”表の主キー“顧客番号”に対応する外部キーである。このとき、参照の整合性を損なうデータ操作はどれか。ここで、ア~エの記述におけるデータの並びは、それぞれの表の列の並びと同順とする。
解答:ウ
<解説>
問題34
OSI 基本参照モデルにおけるネットワーク層の説明として、適切なものはどれか。
ア | エンドシステム間のデータ伝送を実現するために、ルーティングや中継などを行う。 |
イ | 各層のうち、最も利用者に近い部分であり、ファイル転送や電子メールなどの機能が実現されている。 |
ウ | 物理的な通信媒体の特性の差を吸収し、上位の層に透過的な伝送路を提供する。 |
エ | 隣接ノード間の伝送制御手順 (誤り検出、再送制御など) を提供する。 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | ネットワーク層に関する説明である。 |
イ | × | アプリケーション層に関する説明である。 |
ウ | × | 物理層に関する説明である。 |
エ | × | データリンク層に関する説明である。 |
問題35
複数の LAN を接続するために用いる装置で、OSI 基本参照モデルのデータリンク層のプロトコル情報に基づいてデータを中継する装置はどれか。
ア | ゲートウェイ |
イ | ブリッジ |
ウ | リピータ |
エ | ルータ |
解答:イ
<解説>
ア | × | ゲートウェイは、トランスポート以上のプロトコル変換機能をもち、プロトコルの異なるネットワーク間を接続する |
イ | ○ | ブリッジは、データリンク層(第2層)の情報を基にフレームの送信ポートを決定し転送するコンピュータネットワーク機器である。 |
ウ | × | リピータは、OSI基本参照モデルの第1層(物理層)で接続し、伝送距離を延長するために伝送路の途中でデータの信号波形を増幅・整形をする。 |
エ | × | ルータは、OSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)で接続し、パケットを中継する。 |
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