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平成24年度春季解答
問題11
著作者に断ることなく、コピーや改変を自由に行うことのできる無料のソフトウェアはどれか。
ア | シェアウェア |
イ | パッケージソフトウェア |
ウ | パブリックドメインソフトウェア |
エ | ユーティリティソフトウェア |
解答:ウ
<解説>
ア | × | シェアウェアとは、ソフトウェアの流通形態の一つ。ユーザはネットワークなどから自由にソフトウェアを取得することができ、一定の試用期間の間は料金を払わずに利用することができる(試用版には制限が設けられていることもある)。試用してみて気に入ったら、入金してユーザ登録を行い、継続利用する権利を取得する。 |
イ | × | パッケージソフトウェアとは、店頭で販売されているソフトウェア製品、または、出来合いの市販ソフトウェア製品のこと。 |
ウ | ○ | パブリックドメインソフトウェアとは、著作権を放棄した上で配布されるソフトウェアのことである。 主にネットワークで流通するソフトウェアで使われる。 |
エ | × | ユーティリティソフトウェアとは、ある特定の目的のために設計されたソフトウェアであるアプリケーションソフトの一種。ファイル圧縮やコンピュータウイルス駆除、メモリ管理、スクリーンセーバーなど、OSや他のアプリケーションソフトの持つ機能を補い、機能や性能、操作性を向上させるソフトのこと。OSは機能を向上させるためにユーティリティソフトの機能を取り込むことがある。 |
問題12
顧客に対する販売手法のうち、クロスセリングの事例として、適切なものはどれか。
ア | エコノミークラスのチケットを求めている顧客にビジネスクラスの利用を薦める。 |
イ | 車の点検に来た顧客に新しいタイプの車への乗換えを薦める。 |
ウ | コンパクトカメラを求めている顧客に一眼レフカメラの購入を薦める。 |
エ | スキー版を購入した顧客にスキーウェアの購入を薦める。 |
解答:エ
<解説>
アップセリングとは顧客が検討しているものよりランクの高い製品・サービスの販売をすること、クロスセリングとは顧客が購買する、あるいはすでに利用している製品・サービスに関連するものを販売していくことを言います。それぞれ、アップセル、クロスセルとも呼ばれます。
ア | × | エコノミークラスのチケットを求めている顧客にビジネスクラスの利用を薦める。 →アップセリングの事例である。 |
イ | × | 車の点検に来た顧客に新しいタイプの車への乗換えを薦める。 →アップセリングの事例である。 |
ウ | × | コンパクトカメラを求めている顧客に一眼レフカメラの購入を薦める。 →アップセリングの事例である。 |
エ | ○ | スキー版を購入した顧客にスキーウェアの購入を薦める。 →クロスセリングの事例である。 |
問題13
住民基本台帳ネットワークシステム構築の目的として挙げられるものはどれか。
ア | 国民の納税情報を管理する。 |
イ | 住民サービスの向上と行政業務の効率向上を図る。 |
ウ | 住民の個人情報を保護する。 |
エ | 民間への住民情報の公開を促進する。 |
解答:イ
<解説>
住民基本台帳ネットワークシステムは、住民の方々の利便性の向上と国及び地方公共団体の行政の合理化に資するため、居住関係を公証する住民基本台帳をネットワーク化し、全国共通の本人確認ができるシステムとして構築するものである。
住民基本台帳ネットワークを構築した目的は、住民サービスの向上と行政事務の効率化である。
問題14
営業者又は取締役会による企業の経営を、株主などの利害関係者が監督・監視する仕組みはどれか。
ア | TOB |
イ | コーポレートガバナンス |
ウ | コンプライアンス |
エ | リスクマネジメント |
解答:イ
<解説>
ア | × | 株式公開買い付け(TOB)とは、ある株式会社の株式等の買付けを、「買付け期間・買取り株数・価格」を公告し、不特定多数の株主から株式市場外で株式等を買い集める制度のことである。 |
イ | ○ | コーポレート・ガバナンス (Corporate Governance:企業統治) とは、経営管理が適切に行われているかどうかを監視し、ステークホルダに対して企業活動の正当性を維持する仕組みのことである |
ウ | × | コンプライアンスとは、企業が経営・活動を行ううえで、法令や各種規則などのルール、さらには社会的規範などを守ることである。 |
エ | × | リスクマネジメントとは、リスクを組織的に管理(マネジメント)し、損失などの回避または低減をはかるプロセスをいう。 |
問題15
A工場では、製品Xを生産している。今週金曜日に受注した大口注文に対応するために、翌週できるだけ多く生産することにした。次の条件で生産するとき、翌週金曜日の終業時に出荷可能となる製品Xは何台か。ここで、各日の部品在庫数、製品Xの製造台数及び出荷可能台数は表のとおりである。
[条件]
- 製品Xの生産台数は、1日に最大12台である。
- 今週金曜日に製品Xの60台分の部品を発注し、発注した部品は、翌週金曜日の始業時に納品される。
- 他の注文に対する出荷は無いものとする。
- 製造上の不良品は発生しない。
ア | 57 |
イ | 60 |
ウ | 72 |
エ | 75 |
解答:ウ
<解説>
- 部品が納入されるのは翌週金曜日なので、毎日12台の製品Xを生産していくと、表に示すように翌週木曜日には部品在庫が9台分しかなくなる。
- 翌週金曜日の始業時に製品Xの60台分の部品が納品されるので、金曜日の始業時の部品在庫数は60台分で製造台数は12台である。以上から翌週金曜日の始業時に出荷可能となる製品Xは72台である。
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